自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

日本の怖がらせる番組

海外永住が長くなると、日本の番組を見る際、びっくりするような瞬間がある。番組の司会者がボードに張って隠してある紙をいちいちめくって説明している、というのは以前書いたが、その他に、とにかく視聴者を怖がらせたり、不安がらせるような番組が多い気がしてならない。
ある情報番組では、多くの人が行っているようなこの生活習慣を続けていれば、死に至る事があります、とか、死にます!とか言って、視聴者を怖がらせ、もっと見なければと煽る。
普通の番組でも、ニュースでも、お化けや怨霊でも出そうなおどろおどろしい音楽を流し、怖がらせ、恐怖や不安で視聴者を見続けさせようとしているかのようだ。プライバシー保護のため音声を変えるのはよいにしても、その変えた声があまりにも低く、いかにも凶悪な事をしてきたかのような感じを抱かせ、内容により恐怖感を抱かせる。
時に気が滅入り、視聴者としてはその内容に関して気をつけなければならないな、と思わせられるが、番組で言う実際死んだり、嫌な事が自分の身に降り掛かる可能性は普段の日常生活で相当低いと思われ、数日後にはそれが何だったかは忘れるが心配させられ不安にさせられた感情は覚えているという事がある。今までの所、こういうのに似た気持ちを抱いたアメリカでの番組はほとんどないので、バラエティ番組を除き、日本のテレビを見るイコール疲れた、というのがだいたい当てはまる。