自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

英会話の間をつなげる方法

英語を話す際、特にあまり経験がない人ほど、頭の中で日本語でまず一文を作り、それを完全な英語の一文に作り上げてから言おうとする人がいる。そのため会話のキャッチボールが遅くなり、会話に変な間ができたり相手がいらいらすることがある。すっすと英語が口から出てこないのは、会話の経験をどれだけ積んだかにかなり比例するので、英会話の絶対量が少なかったり、かなりの恥ずかしがりだったり、完璧主義だったりすると、英語で会話すること自体億劫になり負のスパイラルになりかねない。
そこで私がよくやるのは、リズムを取る言葉を会話の節々に入れることだ。日本語で言うところの、あー、えっと、要は、そうすると、そういうわけで、まとめると、はっきり言うと、などである。例え「要は」、と言っても話をまとめ始めるわけでなく、間をつないでこちらの会話をよりスムーズにするためリズムを取るためだけに用いる場合がある。
英語でもそういう言葉は多い。例えば、Well, I mean, I think that, right, so, that means, actually, and then, in other words, you know, you know what I mean, などである。実際ネイティブもこれらの単語を単なるリズム取りとして、スムーズに会話を進めるために用いる事が大変多い。
また、単語ではなく、例えばThat is ah-, Do you think the-, well-, I mean the-, など、アー、エー、ウーととにかく声に出して、まだ会話途中であるサインを示し、その間に考えるやり方も多い。会話が終わっていなく、考え中だということで、沈黙が続き会話のキャッチボールができないよりはましである。
さらに日本語で一文で言えるところを、英語では三文、四文と単純明快な短文を言うこともよくある。必ず英語でも完全な一文で言う必要などなく、小出しで意味を伝え続け、合わせ技一本、のようなやり方で、よりスムーズに会話をし間をつなげることもある。