自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

日本里帰りで日本人が利用する航空会社

海外永住者の日本人ならば、やはり日本に里帰りしたくなる。その際どの航空会社を選ぶかだが、日本人ならやはり日系のANAかJALを選びたくなる。実際乗れば、やはり日本人だらけで、搭乗口で既に日本人が集まり、久しぶりに周りから日本語が聞こえてくる事が、日本に行けるんだという気持ちを高めてくれる。
だがなぜ日系航空会社を選ぶか。それは人それぞれだが、日本人キャビンアテンダントがいるので機内で英語を話さなくても済む事、日本食の機内食、日本語字幕の映画やテレビ番組、日本の歌、日本語の新聞雑誌等がある事、より清潔感ある機内であること、有事の際でも日本語なので理解しやすい事、アメリカ人キャビンアテンダントでは滅多に見ないような、細かな心遣いを感じるサービス、日本国内線乗継ぎがしやすい、マイレージ特典で欲しいものがある、などなど、いろいろある。同じ行程でも、日系航空会社便は他社よりやや料金が高めだが、それでも日系会社を使いたい上記等のようなメリットがあるのだろう。
いくら高くても日本との往復は日系を使う、というアメリカ駐在員は私の周りに多い。気持ちはよくわかる。快適な時間を過ごしたい、日系会社でマイレージを貯めたい、何らかのトラブル対応時にそのサービスに歴然とするから、と言う。
今まで私も他社のフライトを用いた際、笑顔もなく無愛想で、面倒くさいのか超早口の英語で、妻でさえ何を言っているか理解できない程で、客を家畜のように扱うようなキャビンアテンダントを何人も見てきた。安さを追求してより不愉快になりうる飛行時間を耐えるか、高めの費用を出し日系のフライトで日本里帰りを既に体感するか、そういうものを計りにかけると、悩みどころであるかもしれない。