自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

つららが出来る家の特徴

先日、家のfurnace(ファーネス。アメリカ寒冷地の家々にある暖房装置)を交換しようと、見積を取るために業者に来てもらい話をしていた。その際彼が言うには、最新のファーネスにすれば確かに熱効率がよく、ガス代が安くかつ早く暖まるが、それ以外の箇所もあわせてチェックしたほうがいいと言う。
いろいろチェック項目を提案されたが、注意点は屋根裏だ。アメリカの家の多くは、屋根裏がある。それを部屋にする家もあるが、私の家のように何も使用しないならば、断熱材をかなり入れる必要があると言われた。
私は随分前に自分で断熱材を入れた。住むエリアによりどれだけ入れるべきか変わるが、高さは約12インチ入れた。業者はもっと入れたほうがいいと言う。この地域では16~18インチまで入れると完璧で、部屋の暖まった空気が屋根裏に出て行かず、部屋の暖かさをより保てると言う。
具体的にどれくらい断熱材を入れれば問題ないレベルなのか聞いてみた。すると、簡単な目安として、つららが家の屋根からつたっている場合、屋根の断熱材が適切でない場合があるという。確かに、車を運転していれば、たとえ同じ通りの家々でも、つららが全くない家、屋根から地面までつくほどの数メートルの巨大なつららがたくさんある家など、いろいろ見受けられる。そういうつららがある家は屋根などの断熱材が不十分である場合があるらしい。
理由は、部屋の暖かい空気が屋根などからたくさん出て、外の屋根に積もっている雪を少し溶かす。しかし雪が積もるくらいだから外気は依然冷たく、雨といの箇所からつららが出来、寒い日が続くとどんどんつららが出来るという。 私の家はつららが全くでない。それでももっと断熱材を入れたほうがいいと言われるので、近々また自分でいれてみようと思う。20万ほどで業者でもやってくれると言うが、綿のような紙くずをホースで入れるだけなので、ホームセンターで断熱材を買い、無料貸し出しのポンプとホースを使い、自分でやることにした。
もし日本に住んでいたならば、私は全て業者に任せるだろうが、アメリカでは日曜大工ができないと不細工な男、みたいに思われる価値観が少しあるので、節約も兼ねて私も見よう見真似で取り組むようにしている。