自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

アメリカの6月に大量に空中を舞うもの

私が住むNY北部では、毎年5月から6月頃にかけて、Cottonwood(コットンウッド)の種子が飛んでくる。
それはまるで粉雪のようでもあり、タンポポの綿毛のようでもある。大きさはいろいろだが、2, 3センチ位であり、いくつかがくっついてゴルフボールのようになっているものもある。
軽くふわふわの白い綿毛で、とにかく大量に空中を舞っていることもあり、雪が降っているように視界が見えづらいほどの日もある。あまりにその数が多いので、 外を歩いていれば口に入ったり、髪の毛や服に引っかかったりする。庭の芝生には白いカーペットが出来ているような時もある。ただ軽いため風によく吹かれ、 道の両側や袋小路などに大量にコットンウッドの綿毛が堆積し、汚らしく思う事の方が多い。一方で軽いので雪かきのように面倒な作業は要らず、夏が来て本格的に暑くなる頃には、土に溶けるのか、跡形もなく消えてしまう。
コットンウッドの木は、枝に葉と同時に綿毛がたくさんついているので白っぽく、他の木々と見分けがつきやすいが、この時期以外では他の木と見分けがつきにくく、普通の木とあまりかわらない。
天気のよい日には、私は自宅の裏庭で布団や洗濯物を干すが、このコットンウッドが舞うと煩わしさを感じる日がある。小さい子供は捕まえようと四方八方に走って喜ぶこともあるが。