自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

アメリカでの過剰包装

日本で買物をした際、贈り物用ならその場でたいていラッピングしてくれる。お中元、お歳暮などの贈答用、誕生日などのプレゼント用にラッピングしてくれたり、パンやケーキを買っても見栄えのよいラッピングにしたり、生理用品も見えないように別の袋に入れてくれたりきめ細かいサービスをしてくれる。
アメリカではどうかというと、一言で言えばそんな事はしてくれない。生理用品を買っても他の物と一緒に袋に入れられるし、贈答用にラッピングなどはしてはくれない。もしアメリカのレジで支払いをする時、これは誕生日プレゼントにラッピングしたいのだが、と言えば、ああそう、包装紙はあっちで売ってるよ、と言われる可能性がある。
クリスマス時期など、大きな百貨店やショッピングモールなどに限って言えば、臨時のラッピングサービスコーナーが作られることがあるが、それはかなりまれで、アメリカでは基本ラッピングは自分でやり、店員はしてくれない。たいてい買物する際にラッピングペーパーやリボンなども一緒に買い家で自分でやる。
そういうわけでラッピングを店員がしてくれる、という発想自体アメリカにないので、日本ではラッピングのサービスをしてくれることでたいてい驚く。さらにアメリカ人からすれば度を越したような、芸術的な素晴らしいラッピングをみれば、また驚く。だが同時に、二重三重の過剰なラッピングを見れば、彼らの多くは嫌がる。
特にケーキやパン、生理用品など、自分や家族用に用いるだけのものなら、芸術的ラッピングに感嘆するのではなく、無駄だからやめて、と彼らは言うだろう。日本に行った事のある私のアメリカ人の家族、友人は口をそろえてMostly wastefulと言う。アメリカのスーパーなどでは、買った品物を入れるビニール袋が置いていない店もあり、家からマイバッグやダンボールなどを持参せねばならない。それほど経費削減、資源の保護の観点で行う店が多いので、ラッピングはさらに無駄、という考えが浸透しているのかもしれない。