自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

アメリカ人のハグ

ハグはアメリカ人にとって握手と同様、ごく自然な挨拶手段だ。初対面やあまり親しくない人には握手を、家族友人など気の知れた人には握手よりハグをする。
もちろんおはようや元気だった?また合おうね、などの言葉による挨拶と同時に、ハグは行われる。
ハグによるスキンシップの効果は大きく、日本では親友同士でも相手の体に触れるということ自体なかなかあるものではないが、ハグだと(軽くでも)抱きしめあうわけだから、心身とも親密度は深まる。
昔アメリカ人と初めてハグをしたときは、されるがままどうすればよいかわからず、抱く強さもよく分からなかったが、相手の背中へ腕を回すように、互いの体を軽く触れるだけでかなり親しくなった気がして、親密度合いが一気に増した気さえした。
またそこにいやらしさは全くない。それが挨拶として行うものであるから、毎日のように当たり前のようにハグする。恋人同士や夫婦のみがやるものでは決してない。例え親友同士でも、ソトとウチのバリアがさらに取れるというか、スキンシップによる親近感が増し、より気心の知れた間柄になれる気がする。
日本ではハグは習慣化していないが時々やってみてもいいのではないかと思う。