自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

ベジタリアンへの日米の待遇の違い

アメリカにはベジタリアンがたくさんいる。その数は確実に日本のそれより多い。アメリカ人の私の妻も、ベジタリアンだし、アメリカの友人にも結構いる。
アメリカでは、レストランやスーパーで彼ら用のメニューや食品がある。人々も、ベジタリアンに一定の理解がある。例として、アメリカのマクドナルドでは「チーズバーガー肉なし」と注文してもすんなり作ってくれる。わざわざ「スペシャルオーダーありがとうございます」なるシールを貼ってくれる。
一方で昔日本にいた際、妻がマクドナルドで同じ注文をしたが、店員は変なことを言う客が来たと明らかに嫌そうな顔をする。ベジタリアンで肉がだめなんです、と言っても「出来ません」、と突っぱねてくるか、店長に聞きにいき、買うのに大変な時間がかかったものだ。
余談だが、日本では無理と分かっていたので言わなかったが、アメリカのあるマクドナルドでは、妻が同じ注文をし、そのチーズバーガーで抜く肉を、私が注文するビックマックに入れてくれと言うと、二つ返事でOKしてくれる。肉3枚のビックマックを作ってくれた。
アメリカではベジタリアンが多いため、彼ら向けの様々な種類の食品や料理本が手に入るなど、環境に恵まれている。日本にいた頃より、妻はここアメリカで食事面で大変幸せであるようだ。