自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

駐在員の休日

私が住む周りには、日本からの駐在員の方がちらほらおられるが、彼らの多くとお話しすると、たいてい活動的な方が多いのに気づかされる。
先週はあそこに行って来た、今週末はあそこに行くなど、休みの日や祝日はほぼどこかに出歩かれる方が多い。普通のアメリカ人よりも、周辺地域や名所に詳しい駐在員も多いくらいだ。特に興味がなくても、ファンでなくても、話のネタとしてアメフト、メジャーリーグ、マイナーリーグ、ラクロス、アイスホッケーの試合等を見に行ったり、例え遠くでも世界遺産、国立公園、キャンプ、イベント、フェスティバル、名所史跡めぐり等に積極的に出かけられる方が目立つ。
会社の状況によるが、通常は駐在期間は3年と、必ず日本に帰る事が決定していると、それまでにアメリカ生活を堪能しようと、より行動的かつ活動的になる人も多い。観光の名所と聞けば、100マイル以上離れていても出かけたり、近隣の州へもどんどん出かける。永住していると、観光地や名所にはいずれ行ってみたいが今すぐ行く必要はないと、何もあせることはないが、駐在員とそのご家族の方からすれば、3年という限られた時間しかないので、できる限りの事をしておきたいといった、気持ちの持ち方がまず異なるのだろう。
ある駐在員の方は、日本から呼び寄せで一緒に住む妻が英語が全くだめで、友人もおらずいつも家にいるのはかわいそうなので、休みの日くらいは一緒に色々出かけて妻をリフレッシュさせてあげたいんです、と休みはごろごろ寝るだけだったという日本にいた頃とうって変わって、積極的に妻と休日を楽しもうと意識しておられた。異国の生活は色々大変かもしれないが、ぜひアメリカ生活を楽しんでいただきたいものだ。