非常によく使われる英単語
それは大体若いアメリカ人が多用し、本来使われるシーンは感動した時、格好いいと感じた時、ほめる時、賞賛する時等であるが、それ以上に単なる相手の話への相づちや返答にもポン、と使われる。例えば「テストで100点取ったよ」と際の返答時や、バク転や何か拍手するほどの特技を見た際の返答に用いられる場合は本来使うべきシーンであるが、一方で「今日は晴れだよ」、とか「「買い物に言ってくるよ」等の返答時にも使う人がいる。
まるで大したことでもない時でさえ、気軽に用いられる印象があり、本来使われるべきシーン以外である、特に感動も格好いいとも思っていなくても、軽々しく単に返事をしているだけかのようにその言葉を用いられるので、本当にそう(感動したり格好良く)思ってその言葉を言っているのかと首をかしげる時もある。
その単語は、Coolである。日本語で言えば、すごい、である。また、上記のような場合だけでなく、本当に感動したり格好良く思う時であっても、いつもCoolを用いるのも味気ない。Coolだけでなく、Great, Wonderful, beautiful, Awesome, Super, Oh my God, Fantastic, Amazing, splendid, unbelievable, the best I've ever seenなど、いくらでも賞賛する際の言葉はあるが、ただCoolで置き換えて終わってしまう。日本語のすごい、に関してよく似た気持ちを抱く人も多いのではないだろうか。
純文学だけでなく様々な本や雑誌などを読めば、多くの語彙に触れそれらを自分の言葉として加えられ、表現がより多彩になると思うが、ともあれCool使用なしの日が出来たら面白いかもしれないと勝手に想像するほどである。