大人のアメリカ人用プレゼント
当然、誕生日プレゼントも然りで、たいてい贈りあう。贈る相手である自分の両親、叔父叔母、いとこ兄弟、祖父祖母、友人らがもう50,60代になっていても、贈ろうとする。よくあるのはギフトカードや、現金、花束、ビール、ワインなどをバースデーカードとともに送るのだが、そういうありきたりでいいけども、中には今流行っているものや、これから流行しそうなもの、珍しいもの、オォー、と感心するような誕生日プレゼントを贈る人もいる。
贈る相手は大人なので、たいていの店で売っている商品は知っている。近くの店ですぐ買えるような物を贈るのは面白くないと、ユニークで発想がなかったような、クールな物を贈ってくれる人もいる。
例えば、ウェブサイト等で調べて、とてもよく落ちる洗濯用洗剤を作って箱に入れて贈ってくれたり、オーストラリア旅行した際に、上下逆さまになった世界地図を買って贈ってくれたり、アフリカ産の原住民の形をしたクリスマスオーナメントを贈ってくれたり、大便した後に使う大便専用スプレーだったり、自作のガラス細工で作ったネックレスを贈ってくれたり、見たこともないような味と香りのする紅茶の葉だったりと、どれだけ高価かではなく、どれだけ驚かせられるか、どれだけユニークで印象的か、をメインに贈ってくれる人もいる。受け取った方は、わざわざいろいろと考えて、こんなユニークな物を贈ってくれたのか、と感激することがあるし、そう思われたいがために、私もあれこれとプレゼント用ネタ探しのアンテナを広げている感覚で過ごしている。