自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

アメリカ人とピザは、日本人で言うところの?

アメリカ人は本当にピザをよく食べる。どこにでもピザ屋はあるし、レストランでもピザはメニューにたいていある。誕生日パーティー、人が集まった時、各種イベント時にはピザが定番であるし、ゴミの日に通りを歩けば、ピザの空箱をよく見受けられる。
特に週末はピザを食べる家庭はかなりいる。週末くらい料理の手間から開放されたい、との妻方の意図もあるのだろう、夕食はテーブルの上にピザとペプシが占領し、暗い部屋で映画鑑賞しながらくつろぐ、というアメリカの家庭は多い。
私の家庭の場合、妻がベジタリアンで肉や魚の入った物が食べられないので、注文するピザはトマトソースにチーズとピーマンをトッピングしただけの、大変質素なピザである。正直飽き飽きしている。
また誰かの誕生日やイベントなどに行っても、高確率でピザが出る。イベントもしくは週末、イコールピザという式が成り立っている。アメリカに長く住んでいてたいていの事は慣れたが、これほどピザばかり食べるのは未だに鬱陶しく、きっとピザが出るぞ、と思いつつ誰かの家に出かける場合など、予想通りピザが出て、内心またか、と思いつつも、お礼を言い少し頂く。
ある時思ったのだが、日本食で言うと、アメリカ料理のピザは何にあたるのだろうか?それはきっとラーメン(もしくはうどん、そば、回転寿司)だと思う。近くに新メニューのピザが出来たり、新しいレストラン(たいていピザを扱っている)が出来たとなれば、話題になり繁盛している。それはまるで日本で近くにラーメン屋が出来、目新しさで行ってみるのとよく似ている。
アメリカのピザは日本のより安い。30センチ位のラージサイズであっても10~20ドルあれば買え、さっと食べられる。ピザ一切れだと1ドルか数ドルで売っており、忙しいビジネスマンや食事をとる時間があまりない時などはよくピザで済ますこともある。それはまるで回転率の早いラーメン屋や立ち食いそば屋のようだ。
ピザはアメリカ人のソウルフードであり、これからも事あるごとに食卓に出てくるだろう。 私はピザの味に飽きを感じやすいので、高頻度のピザ消費は微妙だ。ラーメン味のピザとかないものだろうか。