英語の嫌な言葉 続き
基本的には親切心でその言葉を言ってくれているのでありがたいのだが、しばしばそう思えない使い方をする人がいる。つまり、リズム取りで使うような人がいる。まるでラップでも歌っているかのように、ベラベラ話した最後にYou know what I mean?とつけてくる。別に難しくもない誰でも分かるような事を言ってきても、語尾にその言葉をつけてくる。リズム取りなら、日本語でいうところの、はっきり言って、要は、えーっと、正味の話、などあるが、これらも別にいう必要はない。話し手のくせと言うか、スムーズに話すためのリズム取りである。
厄介なのは、You know what I mean?が疑問文であるため、分かっているかどうか一応聞いてきているので、聞き手は、はい、かいいえで答えねばならない。いちいち聞いてこなくても分かってるよ、という単純な内容でも返事をしなければならないのは鬱陶しく、そこで話の主導権が話し手にどんどん移っていく気がする。主導権が移る、という事は、向こうの好きなリズムで話がより展開されやすく、You know what I mean?がその後も出てくる可能性が高まる。分かる?分かる?と何度も聞かれると、頭でリズム取りや親切心と分かっていても、バカにされているかのように感じいらいらすることもある。ラップのようにあまりにも言葉の端々につけてくる人に対しては、いちいち返事に付き合う気が失せ、返事をしないか、And?と話の続きを急かすかもしれず、できるなら話を切り上げるかもしれない。