月金は大体休みの同僚たち
私の部署は日本人のみの部署で、何人かは日本からの出向組である。今も根強く日本にある、周りが休まないから自分も休むのははばかれる、と言い滅多に休まない。彼らは有給休暇をいつも上限まで持っており、毎年超えた分は使うことなく消えていく。お金で支払われる訳ではなく、ゴールデンウィークやお盆もアメリカにはないし、事あるごとに休めばいいのに、と私は言うが今まで日本でそうだったように、アメリカに来てもほとんど使わない。
私はもうアメリカ生活のほうが長くなってきたからか、周りのアメリカ人のように有給休暇をバンバン使う。事前にとても忙しいと分かっている日にあえて休むことはしないが、周りの目は気にしなくなった。出向組が休まなくても、私や他のアメリカ人たちはどんどん消化する。アメリカ人たちは、毎回のPaycheckを見て、あといくら有給休暇が残っているか確認し、年度内に全て消化してしまうよう計画する人が多い。連休にするため、月曜や金曜は社内の人の数や、駐車場に止まっている車の数も比較的空いている。
一方で、個人的に人が少なくなるのは快適だ。なぜなら、多くのアメリカ人は私語や世間話が多く、うるさい。しばしば彼らは世間話をして腹を抱えるほど大笑いをしたり、笑いすぎていびきのような音を出して笑ったり、歌を歌ったり、ヘッドフォンをつけるのを忘れてYoutubeを見ていたり、相手のデスクに行って話せばいいのに歩くのが面倒臭いのか、数メートル離れている互いのデスクにいながら大きな声で会話する。彼らのデスクの間に私の席があるので、彼らの大きな会話が私の頭上で飛び交い、時々いらいらするからだ。日本ではあまり見られない光景かもしれない。