自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

部活をする子供を持つ親がする事

アメリカでは、多くの親が子供の部活動を見学しに来る事がある。私の家は、中学校の数件隣であるので、夕方になるとグラウンドに大勢の親がやってくる。私はそのグラウンドに面した道を通る必要があるが、彼らによる車の往来が激しく、路上駐車したり、止める所を探そうとウロウロ徐行運転する車がいて先になかなか進めなかったりと、地元住民にとっては結構迷惑だ。
グラウンド真横の家は、自分のドライブウェーに誰かが車を止めないよう、コーンを置いたり、私有地のため車を止めるな、との張り紙を立てかけたりと、大変そうだ。
部活動は、雪が降る冬以外のたいてい夕方に行われ、アメフトやサッカー、野球、ソフトボール、陸上競技やチアリーディングの練習がよく行われている。だいたい夕方5時頃から、夜8時9時頃までやっていることがあり、大きな歓声や審判のホイッスルなどがよく聞こえてくる。多い日は車が50台以上グラウンドに横付けされているのを見ることがある。
日本では子供の部活動を普段から見る習慣はあまりないかもしれないが、こちらでは比較的自由に見ることができ、親は折りたたみ椅子を持参し、ピクニックシートを敷いて応援している。それは試合ではなく、通常の練習である。
日本だと家でテレビなど見てのんびりしたいような時間に、彼らは足繁く学校へ行き、自分の子供を応援しに行くのである。家に帰れば夜9時や10時になるだろうから、子も親も大変だろうが、親は子供の成長を見れ、子供と過ごす時間を持っているという点で、それはそれで有意義な時間を過ごせているかもしれない。