海外から日本を見てふと感じること
一方日本人は、協調的というか、柔和というか、周りに合わせる能力に優れているところがあるように見え、他人の考えにも割と柔軟に理解を示しやすく、協調しやすい土壌を持っているような気がする。片意地にこれはこうでなければだめだ、と押し通すよりは、そういう考えもあるなあ、と、理解共感を示すだけでなく、時には真似て自分のものにする能力にも長けている気がする。異国文化、異国の習慣、価値観考え方への理解力、適応力が早い気がする。
日本のニュースを見ると、凶悪事件や目を疑うようなモラルにかけた出来事で、日本人の心が荒んできているような気になる時があるが、本質的に島国日本で生きるために周りと協調し、他の人々への共感力、理解力、適応力に優れた背景があると信じている。
しばしばグローバル競争などで、どうやって日本は生き残れるかといった話が出る際、基本的な事ではあるが、根本的に私はこうした日本人がほぼ本質的に持ち、美徳とも言える、他人を親身に理解する能力、共感/同情する能力、いろんな状況にも柔軟に適応する能力の高さと言った事柄をこれからも大事に持っていけば、将来に渡って大きな長所として身を助けることにつながると思う。