自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

アメリカで離婚したら起きうる事

アメリカでは離婚率が高い。日本も高くなってきているがそれより高い。そのため、離婚後別の人と再婚したり、または内縁関係として一緒に住むケースがよく見られる。そして新たにまた子供ができたため、腹違いの兄弟や、父が異なる兄弟姉妹達が一緒に住む場合もある。もしくは内縁関係のまま結婚もせず、結婚しても子供も作らず、ただ一緒に住むケースも勿論ある。彼らの多くは、それぞれ前配偶者との間でできた子供が大きくなり独立した場合もあり、一人孤独に暮らすのではなく、新たな愛するパートナーと老後をともに過ごす。内縁関係のままの場合は籍を入れないので、女性は旧姓のままでいたり、前夫の姓のままでいたり色々だ。
このように離婚後(または死別後)、それが再婚にしろ内縁関係のままにしろ、別のパートナーと暮らす人が多いので、彼らの誕生日やクリスマス等の家族で過ごすイベント日には、それぞれの前配偶者との間の子供や孫たちも一堂に会することがある。現在のパートナーとの間に子供がいればさらににぎやかになる。 訪れた子供同士はまったく血の繋がりがなかったり、片親が異なったり色々で、幼い子供ならまだしも大きくなれば、やや居心地が悪くないこともない。
例えば私の妻の両親は離婚し、母は現在別の男性と内縁夫婦として一緒に暮らしている。イベント時には、母、娘(私の妻)とその家族である私と子供2人の他、内縁男性、その男性と前妻との間にできた子と、その家族である配偶者と子供3人が集まる。これで既に計11人になる。もし前夫、前妻にもっと子供がいたり、内縁の夫婦間に新たに子供がいたならさらに増え、大量のクリスマスプレゼントだらけで歩けないほどにもなる。アメリカのクリスマスは子供1人に何個もプレゼントをあげるためで、祖母の子供、その配偶者、孫たちにそれぞれ何個もあげる。子供から親にもあげる場合もある。両親が離婚した場合はもう一方の親の家にも訪れ、これらと同じ事がまた起こることもあるので、イベント時はあちこち移動して忙しい。