自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

アメリカのガレージセール

私はしばしばガレージセールに行く。アメリカではたいてい毎週金曜か土曜日に至る所で行われている。個人が自宅の庭に並べるもの、同じ日に近所の数軒が一緒にまとめて庭先で売り出すものの他、コミュニティーセンターや学校、教会で行われるものなどさらに規模が大きいものもある。入場料などはないので気軽に行ける。
ガレージセールで売り出す金額は、10セントのものや数百ドルする豪華なものまでいろいろだ。品物は、衣類、雑貨、本、食器、電気製品、 インテリア品、寝具、おもちゃ、クリスマスなどの季節用イベント品、ゴルフクラブやバットなどのスポーツ用品など、実に様々売られる。近所を車で運転すれば、電信柱などに日時、住所を記したガレージセールの看板をよく見かける。また新聞のコミュニティー欄やCraigslistなどのウェブサイトでもガレージセールの情報が簡単に分かる。近くを通った時や、買い物などの帰りに、少し時間があるし見てみようかと、ふらっとこうしたセールに顔を出す。
何か特別に欲しいものがあるわけでなくても、あればより便利なものや、潜在的に欲しいと思っていたがそれが何だったか忘れてしまっていたようなもの、また思わぬ宝物に出くわすことがある。
中にはまれであるが、終了1時間前頃から、主催者がスーパーのビニール袋を大量に用意して、そこに詰め放題で一袋$1になることもある。そうなると実質タダのようなもので、私の場合、既に持っている物やあえて買う必要のないものまで買物の対象になり、衝動買いしてしまう事がある。家にあるのになぜ買うのよ、と妻はいつも言うが、わらしべ長者の例を出し、より質の良い物や便利なものにグレードアップできそうな物なら買って、既に持っている物は人にあげたり教会にある専用の箱に入れて寄付するなどしている。