日米どちらの大学に行くべきか その1
理由はいくつかあって、まず移民の多いアメリカの大学ではたいてい寮生活が一般的である。レベルの高い大学になればなるほど、全米、世界から情熱を持った、自我と目的意識が高い学生達と生活を共にすることになる。そこで様々な文化価値観を持つ人々と日頃から交流することでより世界を知り、異文化を知り、人間としての幅が広がるのではないかと思う。
一方日本の大学に進学すると、高校からの知り合いや、地元出身者が多かったり、大都市の大学でも地元出身者と仲良くなりすぎたり、そうでなくともやや閉鎖的で結局考えや価値観に大した違いのない文化背景を持った友人しかできない傾向にあると思う。そしていまだ日本のトップ大学でも、留学させたり留学生を呼ぶなどの積極的な異文化交流、そしてインターンを含めた、産官学連携の実践的な社会交流が乏しい気がするからだ。
またこれは自分の経験でもあるが、教師が黒板に書きまくりそれを覚えればよい、的な型にはまった授業をしている学校が日本には未だ多いと聞く。それでは答えのみを追及して、様々な可能性や発想力、想像力など育たず、人と話し合うなどして自力で答えに至るプロセスがないと、学ぶ楽しさ、交渉力、話術も発達しない。教師は考えるきっかけを与え、様々な視点を通じてそれを生徒とともにざっくばらんに語り合い、良きアドバイザーのような立場で授業を頻繁にするようなスタイルがよりよいと思っているので、それがよく行われているアメリカの方が良いと思う。次回に続く。