日米どちらの大学に行くべきか その2
また語学に関しては、私の子供達はアメリカ育ちのため英語は問題ないが日本語はペラペラではない。そのため日本の大学でしか絶対だめだ、という理由がない限りアメリカの大学に行くのは当然になる。日本の大学へ留学ならば話は別だが。
そして、一定の条件を満たせば学費が半額や無料、また支給型奨学金の多いアメリカの大学のほうが親としては魅力的だ(非常に高額の大学ももちろんあるが)。
やる気や活気にみなぎる生活、そして卒業後れっきとした大人として自立した生活を送って欲しいので、そのためにはアメリカの大学のほうが環境はより良いと思う。
出る杭を尊重する、人前で意見を述べる、ソトとウチの境界を厳しく引かず様々な人と気軽に話す、困った人がいれば助け合う、人と違った視点で物事を考える、活発に意見を交換する、ユーモアセンスがあるのが良い、他人の目を気にするよりも主体的に行動する、などが当たり前のアメリカの方が、学生同士がより互いに感化され成長できると思うからだ。
起業する学生、地域活動に精を出す学生、そしてインターンとしてしばらく社会で働いてみるのにも私は賛成で、アメリカの多くの学生がそれらを行い、そのまま就職するケースも多い。
将来何をしたいのかによるが、「日本」で住みたい、「日本」の医師になりたいなど、日本の大学でなければならない明白な理由がなければ、私の子供にはアメリカの大学のほうが良いと思う。