日本で住んでいた小さい頃は、私の日本人の両親、兄、そして学校の先生らは厳しく、何か悪さをするとすぐ叩かれたものだ。時にはグーでボクサーのように思い切り殴られた。彼らなりのしつけは共通して鉄拳制裁で、反論を許さぬ強制的なものだった。
私はアメリカ人との妻の間に子供が2人いるが、妻は一般的なアメリカ人気質を持ち、鉄拳制裁を心から憎んでいる。私も同感だ。
しかし日本でそうした環境で育った私は、頭では暴力は良くないと十分分かっていても、手を出すのをこらえる瞬間がある。子供が非常に悪い事をした際、瞬間的に叩こうとする衝動が起き、それを同時にこらえる私がいる。鉄拳制裁を受けた事のない親よりもきっと多大なエネルギーを使い、子供のため、妻のため、力ずくでなく話し合いで解決する事が大事だと教えてきた。
かえるのこはかえる、と言うように、おそらく私の両親もその祖先も親などから叩かれしつけられてきたのかもしれない。それを私の世代で止めたいと意識する反面、私もそのかえるの末裔のためか、鉄拳制裁の衝動が未だに沸く事があり、その二面性の葛藤で時々胸がつかえるような気持ちになるのである。子供が将来人に手を出さない大人になる事を願って、今日も葛藤に打ち勝つのである。
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日本語で一番汚い言葉は馬鹿と言われる。本当かどうかは置いておいて、他に汚い言葉は何か考えてみると、案外多くない気がする。アホ、ボケ、カス、クソなど考えうるが、英語ではもっとある気がする。
日常で耳にする汚い英語を挙げてみると、What a fuck, shit, holy shit, damn it, fuck, fuck you, ass hole, damn ass, dick head, bull shit, ball, idiot, bitch, slut, jerkなどいろいろある。
またこれらは男性だけでなく、女性による頻度も高く、子供も、時に大統領も使っているのをしばしば聞く。それほど強烈な罵倒語がない日本語に囲まれていると、こうした言葉を生で聞いたり言われたりすれば、初めてなら結構ショックを受けるかもしれない。英語はどうしてもストレートと言うか、直接的な性格があるからかもしれないが、これも文化の違いと慣れれば、それなりに割り切ってやって行けるものだ。
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日本では踏切前で、車バイクは一旦停止が法律で義務づけられているが、アメリカは違う。
アメリカのほとんどの州では踏切前の一旦停止は不要で、減速無しでそのまま通過する。私は日本時代に一旦停止しなかったため減点された事があるだけに、停止不要であるのは何とも爽快である。
日本での運転に慣れていると、停止が習慣化しており止まりそうになるが、アメリカではそれはむしろ危険だ。後続車はこちらが減速し停止するとは思っていないため、追突事故の可能性すらあるからだ。なおバスは規則からか、踏切前で一旦停止するようだ。
アメリカの多くの踏切は、日本のようなチカチカするランプやカンカンと音が鳴る警報機はあるが、遮断機は必ずあるとは限らない。また警報機がなってからすぐ電車が来るとも限らず、やっと来たら来たで貨物列車のため数分待たねばならない場合もある。電車は踏切通過前から爆音のホーンを鳴らし接近してくるので、神経質に注意せずともたいてい分かる。ちなみにニューヨーク北部では、貨物列車が一日数本程度しか通らない踏切ばかりなので、大体いつ来るかも分かるような状態だ。
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7月4日の独立記念日は、アメリカでは普段とはまた別の日になる。アメリカとして独立した事を祝う祝日だが、この日はお祭り騒ぎの日になる。
全米で記念式典やイベントが多く、特に花火大会が各地で行われる。花火の数や規模から全米の独立記念日花火大会ベスト10なるものも発表されるほどで、昼から真夜中まで各家庭でも花火や爆竹をあげ祝う。さらに多くの人は酒を飲み、親族友人らとパーティーを行い、楽しく過ごす。
夜中まで周辺の家庭で花火や爆竹が断続的に行われるので、爆音が凄く寝れない程だ。お祭り騒ぎやイベントが好きな人は、独立記念日にアメリカに旅行すれば、小都市でも祭りやイベントが盛んなため、地元の人々とふれあういい機会ではある。逆に静寂が好きな人は、この日はまず避けるべきである。周りがうるさくて寝られない可能性大である。
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よろしくお願いしますを英語ではどう言うか?
アメリカに長い間住んできて思うが、初対面時なら結局Nice to meet you.でよいと思う。Thank you in advance.など、やや無理矢理に作れば言えない事もないが、ぴったり来る英語はない、というのが私の考えだ。
なぜなら、アメリカ人はそんな表現を使わないからだ。よろしくお願いします、という意味自体かなり抽象的で、状況によって意味も変わる。
初対面で使う場合、これから私と仲良くして、ひいきして下さい、私を覚えていてください、今後場合により私に有利になるようにうまく取り計らって下さい、という意味合いまで暗に頼まれてそうだ。
仕事上で使うと、私自身はしません、出来ませんので代わりにうまくやってくださいと、他力本願的な意味も込められてくる。意味が多用にとれるだけに様々な場面で使われるが、言われた方は必ずしもいい気にはなれない。これを多用する上司は嫌われる程だ。
単にお願いします、ならばPleaseで言えるし、本心も上記のような抽象的内容がない。問題はよろしくという言葉だ。日本語でそういうからと、英語でもわざわざそんな事言わなくていいと思う。単純でストレートな性格の英語と、奥ゆかしさや行間から本心を汲み取る作業が多い日本語の性格の違いかも知れない。
初対面では会う時別れる時ともNice to meet you.で十分だ。アメリカ人もそんな程度しか言ってこない。それ以外の状況では、英語でよろしくお願いします、を言おうとせず省略して全く問題ない。
よろしくお願いしますと言う以上、それによって言いたい本心がある訳で、それを遠回しにせず直接言う方が、誤解も起こらず至極自然である。アメリカ人は結局何を言いたいのかよく分からない事を言われるより、ストレートに言い合うのが普通であるから、こういうと直接すぎるかな、と遠慮するくらいなら思い切ってどんどん本心を言う方がむしろ自然な程である。
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アメリカでは、掃除機はいわゆる縦型が主流である。本体とノズルが一体型になっているものが主流で、写真のような本体とノズルが分かれ細長いホースがあるものは店であまり見かけない。
私はそんな写真のような掃除機を日本にいる頃から使っていたせいもあり、わざわざこのタイプを未だに使っている。ノズルが本体と分かれているから、吸わすのが軽いが、細長いホースが邪魔になる事がある。また本体に入れるゴミ収集パックが、あまり売っていないため、遠くの店まで行ったりインターネットで注文する必要がある。縦型が主流だからだ。
一方で縦型の一体型は、ホースがない分邪魔にならないが、前後に吸わす際本体も動かすため、重い。要は慣れなのでしょうけど。
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