自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

1日2回、アメリカでよく見かける車とは

アメリカでは朝と夕方の1日2回、写真のようなスクールバスをよく見かける。黄色の派手なバスで、通常各家庭の家の前まで来てくれ、子供を学校まで連れて行ってくれる。
国土の広いアメリカらしく、1つの学校区がかなり広い。そのため家から歩いては授業開始時間に到底間に合わないほど、学校から離れている家も多い。そのため多くのスクールバスがエリア別に、該当地区の子供達をピックアップしてくれる。
一般に5歳から18歳の学生が対象で、利用料金は行き帰りとも無料だ。朝、スクールバスが来た時に待合場所にいなければ、バスはそのまま行ってしまうので、予定時刻の少し前から待っておかねばならず、真冬では結構つらいものがある。
また16歳から車の免許が取れるため、高校生になると、依然スクールバスに乗って通うのをダサイと思う学生が増えてくる。高校生では自分の車で通学したり、そういう友人に乗せてもらい通学するケースが増えるため、高校生のスクールバス利用率はある程度下がると言われている。
1つ気をつけないといけないのは、こちらが車を運転中、スクールバスが停止し、側面から「STOP」の標識がにょきっと出れば、学生が乗降中であり、安全のため後続車も対向車も必ず止まらねばならない。それを無視したり見落として追い越せば、突然現れる子供を轢く危険があるだけでなく、運転手から警察に通報され、後日家に郵便で警察からチケットが送られてくるのである。