自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

アメリカの浴室

アメリカの浴室について書いてみる。アメリカでは、アパートでも一軒家でも、風呂場は浴槽のみで、日本で見られるような浴槽とは別に体を洗う洗い場は滅多にない。いわゆるユニットバスが大半で、その部屋は浴槽とトイレと洗面所がまとまっているのが多い。そのため単にシャワーで体を洗うだけか、もしくは入る前に湯をため、しばらく湯船に浸かってから、その湯を捨てながら浴槽内でシャワーで体を洗うことになる。
そして日本とは違い、多くのアメリカの一軒家ではバスタブが2つある。つまり浴槽、トイレ、洗面所のある部屋が家に2つ以上あることも多いので、誰かがトイレや入浴中はもうひとつ別の部屋にあるトイレや浴槽を利用する。それは1階、2階に1つずつ、また地下にトイレがある家もしばしば見るし、電話ボックスのような、浴槽のないシャワールームがある家もある。
そんな環境も一因してか、彼らの入浴時間は日本人より短い気がする。シャワーを浴びて終わり、のアメリカ人は大変多く、妻をはじめその親族も10分程度で終わるようだ。バスクリンのような入浴剤もそれほどポピュラーでもないので、湯をため湯船に浸かっても、(一部酒を飲んだりテレビを見る人などは除いて)体が暖まってきたらさっさと湯を捨てる人が多いようだ。時々泡風呂を楽しむ人は幾らかいるようで、その場合は比較的入浴時間が長いが。
なお入浴剤を買う場所は、日本の温泉風のものは日系の食品店で、それ以外は妻に頼んで香水や化粧品などを売っている女性用品店などで買ってきてもらうなどしている。