自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

アメリカの映画料金

日本の映画館で見る映画料金は、大人でだいたい2000円だろうか。中学生以上の子供や65歳以上で1000円程度と思う。アメリカではどうかと言うと、その半値程度だ。年々少しずつ上がってきているが、それでも大人でだいたい8ドル程度で、日本のよりもずっと安い。日本の3歳以上の幼児料金がアメリカの大人料金くらいかもしれない。しかもクーポンなどを持っていればさらに安く見れる訳で、気軽に行ける。
なぜそんなに安いか(なぜ日本が高いのか)、詳しい理由は不明だが、同じ映画を見るにしてもほぼ半値で見れるのは、日本で2000円出して観た経験があれば感動するほどだ。中には、数年前の映画を専門に上映する映画館もアメリカにはあり、そこでは1ドルで見れる所もある。超破格である。
ハリウッドなどの洋画であれば、もちろんアメリカの映画館での上映が日本よりも早いのは通常で、安く早く見れるうえ、日本より安く観れるからと、そこに何も違いもなく不便もない。しかもラブシーンや Jackassなどの映画で局部などが出ても、モザイクなしで上映していることもある。
しいて言うならば、映画館内で売られているポップコーンやドリンクが高い。それは日本でも同じだろうが、館内売店のそうした料金が高すぎる、と訴えたアメリカ人もいる。確かにアメリカの映画料金並みに値段は高いが、日本に比べその量は半端なく、頭がすっぽり入るくらいの紙容器にポップコーンが入っていたり、1リットルはある容器でドリンクが売られていたりする。
なお日本の映画は宮崎駿のアニメなどまれに上映されるが、たいてい英語吹き替えになっており、しかも英語の字幕もない。英語力が相当なければ、映画を理解するのは難しく、座って観ているのがだんだん苦痛になってくるかもしれない。

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アメリカのゴミ収集

ゴミ収集車用に外に出すゴミについて書いてみる。日本だとゴミの日にゴミ袋を家の前に置いておくと思うが、アメリカだと一家に1つある、ゴミ出し用の巨大な専用ゴミ箱に入れて家の前に置いておく。それは高さ1メートルほどの直方体で、たまったゴミ袋を何個も入れられる。プラスチック製なので、蓋を開けない限りカラスや野良猫などに荒らされないで済む。ゴミ清掃員が収集した後は、それを家の前から庭などに戻す必要がある。
アパートでも専用のゴミ集積所にゴミ袋をいつでもポン、と入れておくのは日本と同じだろうが、アメリカではその集積所に鉄製の巨大な容器があり、そこにゴミを捨てる。大きさは縦横2 メートル×1メートル、高さ1.5メートルくらいだ(写真は企業や病院等で見られる物でより大きい)。ゴミ収集車はその鉄の容器の端にある穴に、正面から2つの鉄のアームを差し、上後方に容器ごと持ち上げ、ゴミを上から揺さぶり落とす。その光景は豪快である。
時にはゴミを全て揺さぶり落とした後、容器を上から車正面までアームで戻した時、これまた車についている専用のホースで、運転席にいながら容器の中を洗っていることもある。
一軒家のゴミ収集は運転者と収集者の二人一組で、道沿いにてテンポよく行われるが、アパートなどにある巨大鉄容器がある場所には、運転者一人でゴミ収集を行う場合も見られる。
なお日本で時折見られるような、童謡などの音楽を鳴らしながら周囲に知らせるようなゴミ収集車は、アメリカではまれで、今まで見たことがない。

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アメリカのラジオで流れる曲 その2

前回の続き。
今流行の洋楽なら、日本アメリカ問わずよく耳にできるが、日本のラジオ局でほとんど流れず、アメリカのラジオ局で比較的よく流れる一昔以前の洋楽は、日本で言うオリコンチャート1位の類ではなく、20位くらいのそこその有名の歌手というか、日本人受けするキャッチーな曲ではない場合も多い。キャッチーでサビを口ずさめるような、覚えやすいメロディーの曲でないのも多い。そういう曲なら日本でもヒットするはずだからだ。
日本で学生だった頃、Kento'sという生演奏するオールディーズパブで昔働いていたことがあり、60-80年代のオールディーズの曲もある程度知っていると思っていたが、この年代の洋楽になればもっと顕著に違いを感じ、日本でよく流れていた古い洋楽は、あくまでその一部といった感じで、アメリカのラジオ局で初めて聴いた、という曲の頻度が増える。
印象では、カラオケで歌えそうな、耳に残り覚えやすい曲がヒット曲とイコールである度合いが日本ではより強いが、アメリカではそれほどキャッチーでメロディアスでなくとも人気の曲はもっと相当ある気がする。
なおアメリカのラジオ局で高頻度で聴ける男性のカントリー曲は、日本のラジオでほとんど聞かれないのでここでは省く。
逆にアメリカのラジオ局で聴ける日本関連の曲はというと、ほぼ皆無で、クラシックFMで春の海など、日本の琴や尺八を使ったものがまれに聴け、またアメリカの有名歌手が日本でコンサートした際のライブ音源を流す場合もまれにある。

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アメリカのラジオで流れる曲 その1

私はアメリカでFMラジオをしばしば聴く。曲はアメリカの曲全ジャンル、年代問わずなんでも聴く。
FM局により、最新曲ばかり流したり、ダンスミュージック専門、全ジャンル問わず流すなど色々あるが、日本の一般FM局が流す洋楽とアメリカのそれとの、選曲の違いを感じることがある。
それは、日本のラジオ局で流す洋楽は、誰もが知っているような有名曲のパターンが多い。一方でアメリカのラジオ局は、日本人の誰もが知っている有名曲はそれほど多くはない。こんな歌手知らなかった、とか、こんな曲知らなかった、という場合をいまだ多く感じる。日本にいた頃から長年洋楽中心に聴いてきたが、知らない曲ばかりだ、というのが移住当初の印象で、日本でよく流れていた洋楽をアメリカのラジオで聞くのは10曲中3曲程度かもしれなかった。
誰もが知っている有名曲というのは、年代を問わず、CMやドラマなどでも使われ、その歌手が日本にコンサートに来るようなレベルの曲だが、日本にいた頃はそうした超有名曲やグラミー賞ノミネート曲、70年代から当時流行の洋楽をまんべんなく聴いていた気がする。
日本にいた頃から様々な洋楽を聴いていただけに、アメリカのラジオから流れる多くが知らない曲で少しびっくりし、横で妻やアメリカ人の友人がそんな曲を口ずさんで歌っていたことが多い。私が知っている有名な洋楽はむしろダサいと思われるほどだった。

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日米どちらの大学に行くべきか その2

前回の続き。
また語学に関しては、私の子供達はアメリカ育ちのため英語は問題ないが日本語はペラペラではない。そのため日本の大学でしか絶対だめだ、という理由がない限りアメリカの大学に行くのは当然になる。日本の大学へ留学ならば話は別だが。
そして、一定の条件を満たせば学費が半額や無料、また支給型奨学金の多いアメリカの大学のほうが親としては魅力的だ(非常に高額の大学ももちろんあるが)。
やる気や活気にみなぎる生活、そして卒業後れっきとした大人として自立した生活を送って欲しいので、そのためにはアメリカの大学のほうが環境はより良いと思う。
出る杭を尊重する、人前で意見を述べる、ソトとウチの境界を厳しく引かず様々な人と気軽に話す、困った人がいれば助け合う、人と違った視点で物事を考える、活発に意見を交換する、ユーモアセンスがあるのが良い、他人の目を気にするよりも主体的に行動する、などが当たり前のアメリカの方が、学生同士がより互いに感化され成長できると思うからだ。
起業する学生、地域活動に精を出す学生、そしてインターンとしてしばらく社会で働いてみるのにも私は賛成で、アメリカの多くの学生がそれらを行い、そのまま就職するケースも多い。
将来何をしたいのかによるが、「日本」で住みたい、「日本」の医師になりたいなど、日本の大学でなければならない明白な理由がなければ、私の子供にはアメリカの大学のほうが良いと思う。
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日米どちらの大学に行くべきか その1

子供は日米どちらの大学に行くべきか。子供の考えが最優先だが、私の意見はアメリカの大学に行ったほうがいいと思う。
理由はいくつかあって、まず移民の多いアメリカの大学ではたいてい寮生活が一般的である。レベルの高い大学になればなるほど、全米、世界から情熱を持った、自我と目的意識が高い学生達と生活を共にすることになる。そこで様々な文化価値観を持つ人々と日頃から交流することでより世界を知り、異文化を知り、人間としての幅が広がるのではないかと思う。
一方日本の大学に進学すると、高校からの知り合いや、地元出身者が多かったり、大都市の大学でも地元出身者と仲良くなりすぎたり、そうでなくともやや閉鎖的で結局考えや価値観に大した違いのない文化背景を持った友人しかできない傾向にあると思う。そしていまだ日本のトップ大学でも、留学させたり留学生を呼ぶなどの積極的な異文化交流、そしてインターンを含めた、産官学連携の実践的な社会交流が乏しい気がするからだ。
またこれは自分の経験でもあるが、教師が黒板に書きまくりそれを覚えればよい、的な型にはまった授業をしている学校が日本には未だ多いと聞く。それでは答えのみを追及して、様々な可能性や発想力、想像力など育たず、人と話し合うなどして自力で答えに至るプロセスがないと、学ぶ楽しさ、交渉力、話術も発達しない。教師は考えるきっかけを与え、様々な視点を通じてそれを生徒とともにざっくばらんに語り合い、良きアドバイザーのような立場で授業を頻繁にするようなスタイルがよりよいと思っているので、それがよく行われているアメリカの方が良いと思う。次回に続く。

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