自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

電話を瞬殺で切るアメリカ人

アメリカ人と電話をする際に、違和感を感じる瞬間がある。電話を切る時に、彼らの多くはBye、ガチャっと、Byeと言うのとほぼ同時で電話を切ってくる。日本人なら、バイバイ、と言って多少の間があって電話を切るように、受話器を耳から離してよいしょ、と電話を切るタイミングで相手も切るかと思う。まして相手が目上やお客さんなら、相手が切ってからこちらも切るのはマナーなほどだ。
一方アメリカ人はほぼ瞬殺のようで、こちらはまだ会話している感覚でいる中、Byeガチャ、となるため、ピーと電話を切った後の音が聞こえることもある。そして何か気に障ることでも言ったか、怒っているのか、と当初相手の切るタイミングの速さから気にすることもあった。
これはまるで人を見送る際、相手が見えなくなるまでその場にいて見送る日本人と、Byebyeと手を振ればさっさと立ち去るアメリカ人と感覚が似ている。だからといって、電話でも見送る際も、アメリカ人が怒っているわけではない。ただそういう発想がないだけだ。アメリカ人はドライで単純明快というか、日本人がサービス精神や奉仕精神が豊かというか。いまだに空港の出発ゲートで見送ってもらい、手荷物検査後もう一度ゲートの方へ手を振ろうとしたら既に立ち去りいなくなってしまっていた時の、一抹の寂しさは日本人なら感じることが出来ると思う。
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