自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

サンドウィッチとセットで食べるもの

アメリカ人が通常どんな昼食をとるかはアメリカの定番ランチメニューで述べた。ハンバーガーやサンドウィッチがメインだが、日本人からすれば少し想像しにくいサイドメニューがある。ポテトチップである。
ポテトチップはおやつや間食用として考える日本人は多いかもしれないが、アメリカ人はもちろん間食のほか、昼食、夕食にも出る。たいていサンドウィッチとセットで出る。それはレストランでもセットで出してくるし、サブウェイなどのサンドウィッチのファストフード店でも客は一緒によく買う。
確かにサンドウィッチとの相性はいい。しかし日本人からすれば、そんなお菓子の類を食事に出して、栄養取れるのかなどと思う人もいるかもしれない。しかしそれは日本人のラーメンと餃子のように、サンドウィッチにはポテトチップをセットで食べるのは、アメリカ人では当然のごとく浸透している。

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巨大カップで飲むアメリカ人

アメリカでは飲み物を飲む際、小さいドラム缶のようなカップで飲む人がいる。高さ20センチ、幅は15センチくらいはあろうか。容量は1リットルはあり、小ぶりのピッチャーのようである。またそのカップはたいてい保温も出来、近くのスーパーでなどで買うことが出来る。日本ではこれほどの大きいカップを使う人を見たことも、売っているのを見たこともあまりなかった。それでコーヒーや、大量の砂糖が入ったドリンクを飲む。
ある記事で、水分の急激な取りすぎは体の水分も急激に増加し、心臓が血流量を早め心拍数が増加し、心臓麻痺や脳の疾患につながるという。量が多いカップなだけで、一日がかりで少しずつ飲むならまだしも、そんな樽のような巨大カップでガブガブ飲めば、見ている方が大丈夫かと心配にもなる。当然のごとくか、彼らとトイレで居合わすと、ホースから勢いよく水が出るように大量のおしっこをしている音が聞こえてくる。
ライオンコーヒー・フレーバーコーヒー

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電話を瞬殺で切るアメリカ人

アメリカ人と電話をする際に、違和感を感じる瞬間がある。電話を切る時に、彼らの多くはBye、ガチャっと、Byeと言うのとほぼ同時で電話を切ってくる。日本人なら、バイバイ、と言って多少の間があって電話を切るように、受話器を耳から離してよいしょ、と電話を切るタイミングで相手も切るかと思う。まして相手が目上やお客さんなら、相手が切ってからこちらも切るのはマナーなほどだ。
一方アメリカ人はほぼ瞬殺のようで、こちらはまだ会話している感覚でいる中、Byeガチャ、となるため、ピーと電話を切った後の音が聞こえることもある。そして何か気に障ることでも言ったか、怒っているのか、と当初相手の切るタイミングの速さから気にすることもあった。
これはまるで人を見送る際、相手が見えなくなるまでその場にいて見送る日本人と、Byebyeと手を振ればさっさと立ち去るアメリカ人と感覚が似ている。だからといって、電話でも見送る際も、アメリカ人が怒っているわけではない。ただそういう発想がないだけだ。アメリカ人はドライで単純明快というか、日本人がサービス精神や奉仕精神が豊かというか。いまだに空港の出発ゲートで見送ってもらい、手荷物検査後もう一度ゲートの方へ手を振ろうとしたら既に立ち去りいなくなってしまっていた時の、一抹の寂しさは日本人なら感じることが出来ると思う。
国際電話

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英語のニックネーム

日本では、~ちゃん、とちゃん付けで呼ぶニックネームがよくある。あきこという名前なら、あきちゃんやあきこちゃん、といった具合だ。アメリカではどうかというと、たいていは年上年下関係なく、単なる名前の呼び捨てが非常に多いが、ニックネームももちろんある。アメリカのニックネームをいくつか例に挙げてみる。
RichardがRobert、WilliamがBillなどのように完全に変わるものや、ChristinaがChris、ElizabethがBethやLizaになるように、名前の一部分がニックネームになる場合もよくある。まさひろ、という名前がまさ、となる具合だ。
また日本では木村拓也がキムタクとなるように姓名から一部ずつとる場合もあるが、よく似たパターンで英語ではファーストネーム、ラストネームの頭文字1文字ずつ取ったイニシャルのものもたまにある。これはEvangeline Montgomeryなどのように比較的長い名前の場合に、E. M.とニックネームになる場合がある。
日本名でも英語のニックネームにされやすいものもある。めぐみがMegに、まりこがMarieに、けんたろうがKenに、みきおがMickeyのようにだ。だがそうもいかない、長い名前の場合もある。ニックネームが決めづらかったり自分の名前で呼ばれたくない場合、本人がこう呼んでほしい、と言えばまるで芸名のように、全く関連性のないニックネームで彼らはたいてい呼んでくれる。普通の日本人名の人が、 ニックとアメリカ人から呼ばれることだってある。外人と話をするときだけ、新しい自分が生まれたようで、それも楽しいかもしれない。
資格

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呼び捨てで名を呼ぶアメリカ人

日本では人を呼ぶ際、ニックネームまたは~さんとさん付けで呼ぶのが普通だが、アメリカではニックネームまたはファーストネームをそのままで呼び合う。
だが日本人とアメリカ人が知り合いになる際、日本人はアメリカ人に対してニックネームかファーストネームのほか、クリスさんなどとさん付けで呼ぶ人もいる一方、アメリカ人が日本人を呼ぶ際は、通常呼び捨てになる。例えばクリスさん、と日本人が呼ぶ一方、アメリカ人はSachiko、と呼び捨てだ。
英語では年上年下関係なく呼び捨てかニックネームが普通で、Sachikoさん、とあえてさん付けで呼んでくれるアメリカ人はかなり少数派だ。
日本人の感覚からすると、これに違和感を感じる人がいるかもしれない。明らかに年下のアメリカ人からも、呼び捨てで呼ばれるからだ。しかも少し長い名前や発音しずらいと彼らが感じれば、敬称をつけず、苗字をそのまま呼び捨てにしてくる場合もある。
私も職場では苗字をそのまま呼び捨てで呼んでくるアメリカ人も多い。名前が言いづらくニックネームも特にない場合、苗字で呼んでくれて良いが、文化の違いを十分分かっているつもりでいても、せめて~さん、と呼んでくれるとその後の会話がもう少し楽しくなるのに、と正直思うときもある。
私の母も、10歳以上母より若い、妻の母から名前をさん付けなしで呼び捨てにされ、なんて無礼な人なんだ、と初対面時私に不満をぶつけていた。アメリカ人にしてみれば悪気はないわけで、かといって呼び捨てで年上の日本人を呼ぶのは無礼であるから、せめてさん付けで呼んでくれないか、というのもけったくそ悪いし、片方の文化を押し付けている気もしないでもない。慣れもあってこちらが折れることもあるし、結局母のようにむりやり妻の親族からさん付けで呼ばせて定着させた強者もいるにはいる。
こういう呼び捨てがやはり嫌な人は、初対面時に、Sachikoさん、と呼んでくれと、敬称をあたかもニックネームの一部として入れ込む強引技を使う人もいる。これが私のニックネームで、こう呼べ、と言えば、敬称の概念のないたいていのアメリカ人はそう呼んでくれるのも事実である。
英語の発音

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話の最後につけるいい言葉

アメリカ人と金曜の午後に話をすると、たいてい話の終わりにHave a nice week end!と言ってくれる。平日でも、Have a nice day!やHave a nice night!, Have a good one!と言ってくれる。いい週末を!、いい日を過ごしてね!などといつも気兼ねなく、さらっと言ってくれるのは気分がいい。中には、Have a great day!や、Have a great week end!と言ってくれる人もいる。
こちらも(Thanks,) You too!と気分よく返す。そんな意味合いを日本にいるときはほとんど言い交わしたことがなかっただけに、アメリカ人のこの習慣は互いに気持ちがいい。
こう言い合う習慣は取り入れて、日本でももっと言いあえば、小さなことかも知れぬがちょっと気持ちがほんわかして、その日の後半は本当に楽しい日が送れそうな気さえするのだ。

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