頭を下げた謝罪、土下座の発想がないアメリカ人
しかしアメリカに住んでいて、それらを見ていてとても気の毒に思う時がある。犯罪や許されない事をした事実は確かにだめであるが、なぜ日本だけでそれほど頭を深々と下げねばならぬアクションが多発するのか。アメリカで頭を深々下げて謝るアクションはしないし、している者を見た事がない。
犯罪や汚職、悪い事をする者はアメリカでもいるが、日本のニュースで頻繁に見られるような、当事者らの後頭部まで見える程の深々とした謝罪はアメリカ人の発想にない。土下座の習慣もない。
これは日米の大きな違いの一つとして、相手に言葉よりも、態度でより心情を示そうとする所は、日本の特徴でないかと言える。土下座、頭を下げる謝罪、さらに様々な場面での物品や金銭の授受などだ。そんな事を考えると、日本のニュースが頭を深々下げた謝罪だらけなのは、本当に彼らが極悪な程の悪い事をしたのか、疑問に思う時がある。(「私が日本を出た理由」に続く)