自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

アメリカで見る汚い車

アメリカで車を運転していると、汚れた汚い車を時々見かける。クラシックカーなどではなく、よくある大衆車で、ボディははげたり錆びたりしていて、一昔もふた昔も前のような車である。
中には窓ガラスが割れ、ビニールで覆っているだけの車や、どこかにぶつけたような、かなり凹んだままで走っているのも見かける。概してそういう車は運転音もうるさい。故意に改造しているのではなく、古く修理が行き届いていないために起こるものだ。
日本だとどの車も概してきれいな車で、ボディに引っかき傷や凹みがあればすぐ直してもらう人が多いようだが、アメリカではそれほどではないかもしれない。車内の天井がはがれ落ち、運転席のドアが開かないから助手席のドアからいつも乗り降りする者もいる。走れたらよい、的な考えに近い。
治安が悪い地域ではそういう車を見る機会が増える。洗車も長い間していないようで、まさにただの移動手段でしかないように扱われている。都会ではそれほど見ないかもしれないが、少し走り旅行者が訪れないようなところでは、びっくりするような古く汚い車が、今も現役で見ることが出来る。