アメリカ人の仕事に対する姿勢
概して、日本人は仕事中、あくせくとそれは蟻のように働く。それは何もしないでいることに罪悪感を感じるかのように、または周りからサボっていると思われないように常時何かしようとする人をよく見てきた。
一方でアメリカ人は、オンオフの切り替えスイッチが日本人より働くようで、特に仕事にきりがついたら、同僚と長時間世間話をしたり、仕事に関係ないインターネットを見たり、ラジオや音楽を聴いたりする。
例えば終日デスクワークのような場合、彼らはipodなどで音楽を聴きながら仕事をしたり、同僚と仕事の話ついでに世間話を長々としたりするケースがよく見られる。
オフィスでの自分のデスクや部屋には、家族のたくさんの写真や子供が描いた絵、国旗や風景画を飾ったり、花を置いたり、コップやTシャツ、メジャーリーグの 帽子やロゴ、人形やその他さまざまな置物など、その人の家もそんな風なのだろうと思わせるような、個人の個性がよく出る凝った飾りがよく見られる。
その人の誕生日やハロウィン、クリスマスなどになればさらに派手になり、風船やジャコランタンのかぼちゃやクリスマスツリー、さまざまなパーティーグッズだらけのデスクになる。仮装したりサンタの服装で仕事する者もいるし、周りもたいてい肯定的で、それを楽しがる。
日本だと上司や周りの目が気になって、なかなかそこまで出来ないかもしれないし、仕事する気あるのかと問いただす者をいよう。
しかし整理整頓されほこりひとつなさそうな日本人のオフィスより、私はアメリカ人のそんなオフィスのほうが好きだ。心に余裕が出来るし、仕事上で気分的にリラックスできる環境になる。そして第一楽しいからだ。