アメリカでは朝と夕方の1日2回、写真のようなスクールバスをよく見かける。黄色の派手なバスで、通常各家庭の家の前まで来てくれ、子供を学校まで連れて行ってくれる。
国土の広いアメリカらしく、1つの学校区がかなり広い。そのため家から歩いては授業開始時間に到底間に合わないほど、学校から離れている家も多い。そのため多くのスクールバスがエリア別に、該当地区の子供達をピックアップしてくれる。
一般に5歳から18歳の学生が対象で、利用料金は行き帰りとも無料だ。朝、スクールバスが来た時に待合場所にいなければ、バスはそのまま行ってしまうので、予定時刻の少し前から待っておかねばならず、真冬では結構つらいものがある。
また16歳から車の免許が取れるため、高校生になると、依然スクールバスに乗って通うのをダサイと思う学生が増えてくる。高校生では自分の車で通学したり、そういう友人に乗せてもらい通学するケースが増えるため、高校生のスクールバス利用率はある程度下がると言われている。
1つ気をつけないといけないのは、こちらが車を運転中、スクールバスが停止し、側面から「STOP」の標識がにょきっと出れば、学生が乗降中であり、安全のため後続車も対向車も必ず止まらねばならない。それを無視したり見落として追い越せば、突然現れる子供を轢く危険があるだけでなく、運転手から警察に通報され、後日家に郵便で警察からチケットが送られてくるのである。
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アメリカのキュウリは、日本のと比べとにかくデカイ。昔アメリカ旅行でレストランのIhopに行った際、出てきたキュウリを見て初めてそのデカさを知った。
スライスされたキュウリは、直径5センチ以上あった。妻をはじめ一緒にいたアメリカ人は、私があまりにも驚いた顔をしているので笑っていた。思わず写真も撮ったほどだ。
日本のような直径2〜3センチ程度のものもあるが、アメリカではもっと太いのもよく見かける。味の方は、日本のとほとんど変わらないと私は思う。もともときゅうり自体それほど味がある野菜ではないが、アメリカの方が若干甘みが薄いかもしれない。しかし気になるほどではないという印象だ。
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アメリカで酒やタバコを買う際、必ず身分証を求められる。アメリカではタバコは18歳から、飲酒は21歳からだが、購入時それは例外ないほど容赦なく、例え白髪でしわだらけで腰が曲がり明らかに高齢者でも、店員は身分証を要求してくる。
誰が見ても子供でないと思えても、とにかく身分証が必要だ。忘れると、お金があっても売ってくれない。昔初めてアメリカに行った時、ラスベガスのバーでビールを注文しても店員はIDを見せろの一点張りで、たまたま部屋にパスポートを置いていたため、その場で酒が買えなかった。
向こうは仕事でやってる訳だろうが、初めてのアメリカ旅行で、見下すような客を客とも思わないような冷たい態度であしらわれたのは、当時相当苛立ったのを覚えている。
未だに、タバコや酒を買う際も、私の免許証が偽造でないか透かしたりまじまじと注視したり、私の誕生年や免許証番号を別紙に書き留めるなど、時間をたっぷりかけ嫌がらせに近い行為に及ぶ店員もいる。
日本のようなお客様は神様です、的なサービス業と、アメリカのそれは総じてややずれがあると感じる時がある。日米の店員のサービス精神に差があると言わざるを得ない上記のような経験はたくさんしてきたからだ。 アメリカで暮らすと、日本の痒い所に手が届くようなサービスは質が高いと改めて思わされるのである。
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アメリカに住んでいて恋しくなる日本のものの3つ目は、桜である。
ワシントンなどアメリカでも比較的桜を見られる場所はある。また、大きなガーデンショップに行けば、小さな桜の木ごと売られている。2〜3mの桜の木で$280で売られていた。
桜の木の他、梅やリンゴなどの木も周辺の家や林などで見る事ができる。それらは桜のような美しいピンク色ではないが、白く非常によく似た花を咲かす。
だが、日本人ほど桜を愛で、精神的に何か繋がっているのではないかと思うほど、愛着を持つ人は世界でいないのではないかと思う。
私の周辺のアメリカ人も聞くと確かに桜はきれいだという。しかしそれはチューリップやひまわりを見た時に感じるものとほぼ同じレベルと言ってよく、一般的に日本人と同じ位桜に対して特別な感情や美しさを抱いている訳でもないように感じる。
そのせいかアメリカでは生育が可能であっても、日本のように人口的に植えられた桜並木などを各地で見る事は難しく、桜祭り的な桜にまつわるイベントも断然低いのが現状である。
TV等で美しい桜を見るほど、日本に帰って家族や旧友と昔のように花見をしたい思いに駆られるのである。
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アメリカに住んでいて恋しくなる日本のものとして、まずラーメンについて書いたが、2つ目は温泉である。
日本にいた頃は、他の多くの日本の人々と同じく、よく温泉に行った。家の近くのスーパー銭湯なる大衆向け温泉だけでなく、白浜、城崎、湯布院、別府温泉などへ家族や友人と訪れたのが懐かしい。アメリカでは温泉は皆無である。アメリカ西部の山脈地帯では、温泉が湧く所があるだろうが、東部のNYではまずない。行きたくてもないのだから、私のような在留邦人には非常につらいものがある。
また物理的以外にアメリカで温泉が普及しない理由であるが、赤の他人と裸で同じ空間にいる事、同じ湯船に入ると言う事は彼らの価値観にない。思えば、他人の目を過剰なほど気にする日本人が、他人の前で裸で風呂に入るという習慣を持っているのは興味深い。
それに、普段から彼らの多くは家で湯船に浸からずシャワーだけで終わる。家によっては、バスタブがなく電話ボックスのようなシャワールームだけの所もあるくらいで、アメリカ人の私の妻も湯船に浸からない。のぼせるから嫌だなどといい、家で妻が湯船に浸かった事は1度もない。
アメリカのホテルにはジャグジーが時々あるが、やはり水着着用は絶対であるし、天然温泉でなくとも大衆浴場なるものもない。
アメリカでも温泉が普及してほしいと心から思うが、そのような理由で普及は見込めず、今日も日本から輸入したバスクリンのバスタブ内で目を閉じ、雰囲気を味わっているのである。
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私はアメリカに永住しているが、恋しくなる日本のものが大きく3つある。
まず、ラーメンだ。日本にいた頃は、様々な美味いラーメン店に定期的に通ったものだ。ニューヨークシティやLA、ワイキキなど都市部では、それなりのラーメン屋があるが、私のようなNYの片田舎に住んでいると、日本の芸術的とも言えるラーメンは味わえない。家の近くで手に入るのは、韓国の辛いカップヌードルや、アジア系スーパーマーケットで冷凍の日本産味噌・醤油・豚骨ラーメンが買える程度だ。日本食レストランが近所にあるが、メニューにうどんはあってもラーメンはない。ラーメンはアメリカ人に本当に浸透していない。
ハワイにいた頃は、美味しい日本のラーメン屋がいくつかあった。 客の多くは日本人観光客か、私のように邦人在住者であったが、外国でラーメンを食せる非常に有難い存在であった。
今も時々日本でよく食べた美味いラーメンの夢を見る。例えそこそこの味であっても、ラーメン屋がもし家の近辺に出来たなら、きっと私は頻繁に通い、味の割に相当高くても迷わずお金を払うだろう。
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