自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

食事に対する日本とアメリカ人の発想の違い

日本では幕の内弁当やおせち等に見られるように、1回の食事に様々な品目が添えられる事が多い。どちらかというと単に量よりもそうした品数の豊富さ、目で味わえる楽しさも日本食では重要視されるところがある。アメリカでは、ハッシュドポテト、人参、卵、ベーコン、肉など、1つ1つの量が多くドーン、と盛られるのが一般的だ。思うにアメリカの一般的な、このような食事では、よく言われる1日30品目を摂取するのは難しい。
偉そうな事言えないが、我が家ではアメリカ人の妻が食事を作ってくれる。そのため、前述のように多品目をこまごまと作り、彩り豊かな食事を作る、という発想自体根本的にない。
肉じゃがを作ってくれても、大きな器にただそれだけで、こちらから言わない限りごはんやみそ汁、サラダやひじき等の小皿に入れた一品物のサイドメニューがつく事はあまりない。特に当初は、言ってもしばしば忘れ、さあ食べようとする時、言っておいたサイドメニューがないのを申し訳なさそうに私が指摘し、面倒くさそうに妻が再び作ろうとするので私がもういいという場合が何度もあった。愚痴ではないが、妻はこの日本語のブログを読む事が出来ないので、ここでささやかなうっぷん晴らし的な気持ちを綴るのである。