私の妻や妻の親族のアメリカ人たちは、私の体のある部位を羨ましがる。それは、おしりである。特に結婚した当初などは、妻は「おしり可愛い」と触ってきたり、妻の叔母やいとこの女性なども、私のおしりが可愛いと言って触りだす者もいた。知り合って間もない頃だったのもあり、痴女かとびっくりしたが、とても珍しそうな目でおしりを見られたものだ。前ほどではないが、今もそんな目で見られている気がする時がある。
欧米人とアジア人の体格によるところもあると思うが、アメリカ人女性のおしりは一般的に大きく丸みがあり、彼らからすればアジア人のは男性でも小さく可愛らしく映るのかもしれない。私は筋肉質でも太っている訳でもなく一般的なアジア人の体つきだが、そのおしりが小さいプリンのようだと羨ましがられる。
引越しを手伝ってあげた際、私のおしりを見て狼のような声でガルルルル、と義理の叔母が言ってきたが、冗談と分かっていても私は引きつった愛想笑いをするしかなかったこともある。
ピチッとしたズボンを履いて庭で日曜大工をしたり、台所で料理をしたり、床に落ちた物を拾う時など、後ろで誰かにおしりを見られているような気がたまにして、まるで男性に好色な目でおしりを見られる女性のような気分がする時もある。
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アメリカの薬は強いのか?アメリカ在住の日本人医師に聞いてみた。すると、同じ成分で同じ分量であれば、日本のものと全く同じであるという。例えば頭痛薬等に使われるイブプロフェンは、日本アメリカのどちらで入手しても成分は同じで、分量も同じであれば違いはないという。
ただそれは個人の体調体質や状況を踏まえて出す医師による処方箋に言えることで、アメリカの薬局で買える市販薬では多少話が変わり、頭痛薬にイブプロフェン以外の成分が割と入っていることがあり、万人に効く総合薬のようなもので人によっては眠くなる等の副作用が出やすい場合もあると言ってくれた。確かに風邪をこじらせアメリカの薬局で液体の風邪薬を飲んだ際、やけに体が熱くなり眠くなった事がある。
医師による処方箋ならば、副作用等が強いと感じることが比較的ましなようで、市販薬ならばそれらが少し強いかもしれない。
しかしアメリカの薬は強いようだ、と事前に言われると、日本のと成分分量とも同じであっても、より副作用が出たり効果が強く感じたりするかもしれない。いわゆるプラシーボ効果(偽薬効果)の側面も無視できない。友人知人から、アメリカの薬は強かった、等と言われると、いざ自分が服用する際自分自身への暗示効果で本来以上に強く感じてしまいかねない。
一方妻やアメリカ人の友人達が言うには、同じ風邪薬でも医者からの処方箋は強く、時に習慣性を感じる程主成分の量が多いので即効性があると言う。そのため普通の店で買える一般薬よりよく効く。処方箋を過度に一度に撮れば、死ぬかもしれないと彼らは言う。
知り合いの日本人女性の永住者は、偏頭痛があるが、アメリカ人医師から処方された薬が強すぎ、だるくなるので、その半分だけを服用すると言う。処方された分量では、彼女の体質的に、または日本の薬で慣れた体には、本当によく効き過ぎるのか、プラシーボ効果の要因もあるのか、その他原因があるのか、真意は分かりかねるが、全米にも日本人医師がいるので、日米の薬事情に一定の理解がある彼らに診察相談を踏まえて決めるのが最善策の1つかもしれない。
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日本にいると、友人知人の間ではニックネームや下の名前で呼ばれることがしばしばあるが、それ以外ではたいてい苗字、姓で呼ばれる。
アメリカでは、たいていの状況で下の名前つまり個人名で呼ばれる。
では日本人がアメリカで仕事をする際はどうか?経験上、これは職場によりけりでいろいろだが、日本人がどれだけいるか、日本色の強さ具合で姓名どちらで呼ばれるか変わってくる印象がある。
アメリカで働いていても、従業員に日本人が多い場合は、日本にいるのと同じように苗字で~さん、と呼びあう可能性が高く、アメリカ人もそれに倣う場合がある。逆に従業員にアメリカ人が多い場合、下の名前で呼び合うことになる可能性が高い。だがアメリカ人は下の名のみの呼び捨てが多いが、日本人同士では呼び捨てでなく下の名+さん付けが多いが。
中には、日本人同士で呼び合う際は苗字で、アメリカ人を含めて話する際は下の名前で、と同じ日本人への呼び方を使い分ける場合も出てくる。
また、役職のある上司が日本人の場合は、部下同僚の日本人は上司を下の名前でなく苗字で呼ぶ傾向が多少ある。上司にとっては目下が偉そうにと、部下にとっては日本人上司に下の名前で呼ぶのは気が引ける、等と互いに思うところがあるかもしれない。それにつられ周りのアメリカ人も苗字で上司を呼ぶように変えることもある。アメリカ人上司へは下の名で呼ぶのが普通であるので、これは日本人上司の性格や社風に拠る所がある。
個人的には下の名で呼ばれるほうが好きだ。苗字で呼ぶとどうも壁を作っているようで、よそよそしさが残る。特に日本人同士で下の名で呼び合う環境では、まずそういう堅苦しさがない分、アメリカにいるのだしフランクで楽だと思う。
ところでハワイにいた頃、管理職だった私は苗字で呼ばれた。だが日米混在の社員さんやパートさんたちは皆、互いに下の名で呼び合っていた。私にも苗字でなく下の名で呼んでもらっていいです、と酒の席で言ったことがあるが、皆気を使ったのか、苗字呼びが慣れていたのか、変えたのは別部署の管理職の人だけだったが。
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アメリカ人のにんじんの食べ方が日本人と少し異なるので書いてみる。
まず大きさだが、日本だと20センチくらいのにんじんが一般的かと思うが、アメリカではそういう大きさもあるにはあるが、小指ほどの小さいものがより一般的だ。Baby carrotと呼ばれ、非常に小さく、そのまま食べられるよう外側の皮が剥いてある。それが何十と一袋に入って売られている。あまりにどれも形が均一なので、生育途中の小さなにんじんでなく、数十センチに成長しきったものをアメリカ人好みに小さくカットしているのかもしれない。
食べ方は人それぞれであるが、多くのアメリカ人はその小さなにんじんを生でそのまま、またはサワークリームやハメス(フムス。Humus.ヒヨコマメを潰したペースト状のもの)などをディッピングソースとして先端につけ、手づかみでパキッと食べる。
日本のように肉料理等ににんじんも一緒にゆがいて料理する時もあるが、アメリカ生活でのにんじんの食べ方で一般的なのは、そうした小指ほどのものを生でそのまま食べる方なので、パキッと音がし、口の中でもバキバキ言わせながら食べる。それは馬のようだ。
アメリカ人の昼食はたいていサンドウィッチが主食の1つであるが、それと同時にポテトチップス、りんご1個、そして小指ほどのたくさんの生のにんじんもよく食べられる。
慣れだと思うが、日本にいた頃からゆがいた柔らかいにんじんのみ食べてきたのもあり、あまり何個も生の硬いものをバリバリ食べる気は個人的にあまりしないが、よく噛む必要があるので、歯やあごの筋肉をよく使え、硬いので腹持ちがいいかもしれない。
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なぜアメリカ人は肥満なのか?世界の脂肪の30%がアメリカ人によるなどと言われるし、個人的には海外からアメリカ行きの飛行機に乗ると肥えた乗客が増えるようにも感じる。
私は専門家ではないが、アメリカに住んでいてそう思う理由は、まず砂糖を取りすぎる食事が大変多い。飲み物でも、彼らがよく飲むコーヒーやジュース、炭酸飲料には大量の砂糖が入っている。ほとんど緑茶は飲まない。間食などにも、ドーナツやシナボン、ケーキなども砂糖だらけだ。補足で妻が言うには、ジャンクフードがアメリカには溢れていると言う。つまり栄養が乏しく、かつ大量の砂糖や塩で味付けされた食料が多すぎると言う。
そして肉料理が大変多い。分厚い肉料理は、昼食夕食だけでなく朝食でも出る家庭は多い。牛肉、豚肉、鶏肉なんでもありで、午後や休みの日に庭でバーベキューでみんなで肉を食べ、揚げ物も大好きだ。ステーキハウスや分厚いハンバーガーが人気のレストランも周辺にいくらでもある。米や味噌、魚や緑茶と言った太りにくい食事は彼らの主食ではない。
また彼らの体自体大きいので、食べる必要量も多くなるのも原因かもしれない。寒冷な地域で育ったほうが体が大きくなるというベルクマンの法則のように、アメリカ人の多くはヨーロッパ、つまり寒冷地出身の祖先を持ち、一般的に体が大きいため食べる量も多くなるのかもしれない(これだと肥満の黒人は当てはまらないかもしれないが)。
そして間食の多さである。1日5食も6食も食べ、それぞれが砂糖、塩、肉、チーズ、揚げ物などハイカロリーのオンパレードで、いつも何か口に入れているような、お菓子だらけのデスクで仕事をするアメリカ人同僚も多い。
次に運動不足である。摂取する数千カロリーを消費するほどの運動をする人はそう多くない。適当な言い訳を作り、結局はTVの前に座ってしまう。分かっちゃいるけど間食のドーナツ等に手を出す人が大変多い。
さらに、気疲れやストレスが日本人ほどたまらないのも理由かもしれない。日本人の多くは人の目を気にして気疲れしたり、几帳面で律儀な性格で、そうした精神的ストレスが体型にも幾らか影響している気がする。一方のアメリカ人は、他人に合わすより自分がまず中心にあり、気さくでよりのんびりで、敬語もなく、軍隊を除き年上年下、上司部下と言った上下関係が、日本ほど厳格ではない。おおむね外的心的ストレスがより少ないのも太りやすい原因にあるのかもしれない。
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英語がペラペラでない日本人の英語と、アメリカ人のネイティブ英語について、大きく異なる点がいくつかある。
まず、前置詞の使い方に違いがあるように思う。アメリカ人は、Over, Up, Down, In, Out, With, For, Throughなどの前置詞の使い方が上手で、よく多用する。あまり難しい単語を使用するよりは、Getなどの動詞とともにこれら前置詞を用いて簡単に表現する。Get over it(辛い事があっても乗り越えていこう、しっかりしなよ)、Let's get out(もう出よう)、またUp to you(あなた次第)、It's over/I'm through(もう終わり)、I'm in(参加するわ)、The charges I pay for(払うべき代金)などと様々な場面で多用する。
学生の頃、個人塾の英語の先生が、英語がうまくなりたければ前置詞の意味をよく理解して使いこなしなさい、と言われたのを思い出す。前置詞を加えると、意味内容をよりイメージ化でき、細かなニュアンスが加わり意図が掴みやすくなることも多い。
次に、多くの日本人による英語で特徴的なのが、日本語でまず考えて、それを正直そのまま英作してみたような、やや堅苦しい英語の場合がある。例えば、「ご不明な点がありましたら、ご遠慮なくお申し付けください」、と言いたかったと思うが、If you have any unclear point, please feel free to contact.と言う。しかしそんな言い方はしないので、一瞬違和感を感じる(If you have any question, please feel free to ask.等のほうが一般的)。
また、日本人の英語ではしばしば主語が長い。日本語と違い、英語で主語(主節)が非常に長いのはあまり良い文ではなく、読んでいると違和感を感じる。例えば「日本からアメリカへその製品の送料は 100ドルです」と言いたいと思うが、The price that you were asking us about the product to send it from Japan to USA is 100$. などと主語が非常に長い。言いたい$100を先に言うようにIt's $100 to send the product you asked about from Japan to US.などとすると読みやすい。
もう一つ例を出すと、I think it is not right.等と言う日本人がいるが、それを言うならI don't think it's right.のほうがしっくり来る。否定文を言ってその後肯定文を言うケースが一般的だからだ。
こういう「ん?」と思ってしまう、意味は汲み取れるが日本語を直訳しただけのために起こる英語らしくない英語を目にする瞬間があるが、それはアメリカ人の日本語が、意味は分かるが時々どことなく変に聞こえるのと同じようなものかと思う。こういう場面や内容には、こんな英語で言う、というような一般的な言い方、決まり文句というのは、日本語でもどの言語でもある。そんな生きた英語を習得し、より自然な英語にするには英語圏に住み、都度吸収しながら会得するのが一番だが、その経験がないなら上記のような事は当然起こるものだし私も苦労したので、相手の真意が分かれば良しとしている。
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