アメリカでは、トレーラーハウスという種類の家がある。普通の家との違いは、トレーラーハウスはその家ごと、ごっそりと引越しができる点だ。また、家の骨格や外装の品質などがやや劣ると言われる。しかし実際のところ、アメリカではトレーラーハウスをよく見かける。所有者の大半が将来家ごと引越しを考えているとは限らないが、人気の理由は安いからである。
地域や築年数などにもよるが、2LDKで数万ドル、つまり数百万円で家を買えることもある。品質が低いといわれるが、実際家に入ってみると普通の家と違いが分からないほどで、私個人の印象では問題なく快適に過ごせる。たいていトレーラーハウスは何十戸などと固まって建っており、その地主や管理者に土地代を、月数百ドル程度払う程度で済む地域も多い。私も以前トレーラハウスにしばらく住んでいた時期がある。中古であったが、2LDKプラス25mプール3個分ほどの庭と、物置小屋、駐車場2台分があったその家は、何と5000ドル、つまり約50万で買えた。そして土地代を月300ドル払うだけだった。それはNYの田舎で、以前の話であるが、家は自己所有であるので、家を持ちたいと思っていた私にとっては信じられない破格で家を購入をすることができたのである。
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私はアメリカ人妻とその子供たちと、アメリカ永住しているが、子供達とは日本語で話すよう心がけていることは、以前「
ハーフの子供との意思疎通」で書いた。今回はもう少し突っ込んで、どんな日本語で話しているか書いてみる。
私は関西出身で、渡米するまでその大半を関西で過ごした。そのため関西弁が染み付いている。昔子供が生まれた頃、関西弁で話すか、標準語で話すか考えた時期があった。アナウンサーのように、方言使用者は必死に努力してイントネーションや表現を標準語に改めると言われるが、それが自分にできるかどうか。私の心からの感情やその表現は、関西弁で話すからこそ出るのではないだろうか。毎日の日常生活において、一生子供に標準語で話す努力と、子供が将来標準語で話す能力などもろもろを踏まえて考えた。結構な期間考えたと思う。
結果関西弁で話しかけることにした。方言かどうかよりも、日本語を教えるのは私しかおらず、かな漢字慣用表現など国語全体だけでなく日本の文化習慣価値観その全てを私一人で子供たちに教えるしかない環境であり、日中仕事で家にいない身である事も加え、それだけでも時間がかかるからだ。
などといえばそれっぽい理由かも知れぬが、やはり自分が幼い頃から使ってきた言葉を用いて自分の子供に接するのは至極自然であった。妻も英語で、英語ペラペラの日米のハーフが関西弁話すのってかっこいいかもと言ってくれた。そうして、私は子供に関西弁で接する。まれに子供が私に、何でやねん、ボケ!などと言ってくるが、それを教えたのは他ならぬ私であり、しまった、、とそんな言葉まで子供の前で言うべきでなかったと心で後悔する時もあるが。
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アメリカのテレビで出てくる日本のものは何か?普段アメリカでテレビを見ていて目にする、日本関連のものを挙げて見ます。
アメリカで見るニュースでは、日本関連はほぼ皆無である。たまに地震のほか、トヨタやホンダなどの自動車産業関連のを目にする程度だ(まれに早食い世界一優勝の日本人や、日本のユニークな製品、技術の紹介なども目にするが頻度は低い)。逆の日本のニュースで見る、アメリカ関連ニュースからするとその頻度は大変対照的だ。また日本の首相が変わったり、総選挙などがあっても、アメリカのニュースにはもし出てもちょっとだけの程度だ。
スポーツではメジャーリーグを中心に、活躍した日本人のみ目にし、逆に日本のプロ野球で活躍する元メジャーリーガーのニュースなどはほとんどない。
アメリカの映画やテレビドラマは日本でよく放映されるが、一方アメリカでは日本映画、日本のテレビドラマはほぼ皆無だ。日本で流行っている歌なども皆無だ。
ただアニメは別で、日本のポケモンや、Naruto、ドラゴンボールZ、セーラームーンや、宮崎駿の映画などは、英語吹き替えで比較的よく見る。CMではプレイステーションやWiiなどのゲーム関連、またトヨタ、ホンダ、日産、スバルといった車関連のものはよく目にする。
その他には、忍者や寿司、侍、東京などの言葉も、どのジャンルの番組でも比較的出てくる。ニンジャミキサーというCMや、テレビドラマの主人公が寿司を食べたり、脇役で日本人が出てきたりする具合だ(俳優は日系二世か、韓国人中国人だったりすることもあるが)。
しかし日本関連としては、そんな程度しかテレビに出てこないので、一般アメリカ人が連想する日本・日本人とは、寿司とアニメと車とユニークな製品が好きで、地震が多い国に住んでいるという、良くも悪くも統一感のないよく分からないイメージを抱いている。私も日本人でなければ、アメリカのテレビメディアの影響で、日本に対し興味深いがミステリアスといった印象を持ってしまうだろうと思う。
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英語で会話中、はい、うん、そうね、その通り、了解、などに相当する相槌を打つ言葉は、Yes, OK, Sure, Correct, Right, I see, I understand, I knowなどあるが、普段の日常会話ではもっとある。例えばAlrighty, Yeppers, Okie dokie, Uh-huh, Oh yeah, Oh yes, Exactly, Absolutely, Totally, Cool, Gotcha, I gotcha, Copy that, (想像以上の内容に対し相槌を感嘆や疑問で表して)No way!, how come?, Why not?, Are you kidding me? Oh my Goodness!, Holy Cow! , Holy smoke! などある。学校で習ったのはフォーマルでごく一般的なものだが、こういう例のように生きた英語では様々あるし、時代と共に変わっていく可能性もある。
同じことを言うにしても、その人の性格や相手との親密度、地域によって変わるが、たった相槌1つをとってもYesやOKの一辺倒よりも、状況によって使い分けるといろんな意味でいいと思う。その会話にリズムがつき、雰囲気が多少和みやすく話が広がりやすい。ただ例で挙げたのは友人知人の間で使うようなくだけたもの、スラングの部類のものもあるので、重要な会議などで場を和ませようとYeppers!と言っても自爆する可能性もある。
現地の人々の言葉をどんどん吸収しそれを自分の語彙として使っていくと、それで通じた際嬉しいし自分の英語が少し上達した気になる。一方で相手にしてみれば、日本人相手に、あえてフォーマルで易しく、ゆっくり丁寧に話していたが、普段からネイティブ同士で使うが第二言語使用者はまず言わないような、くだけた、フレンドリーな言葉を使われると、タガが外れるように、それならばと完全なネイティブ英語へとスピードも語彙も上げてくる場合がある。
背伸びして使ったためにさらにそのレベルについていかねばならくなる場合があるが、英語上達の意味では正のスパイラルかもしれない。私は大いにそれを経験し上達したからだ。
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アメリカの流し台には、たいていdisposer、生ごみ処理機がついてある。
流し台の排水口の中に、刃物が入ってあり、食べ残したものをそのまま排水口に流せる。通常流し台の下などにスイッチが併設されており、オンにすればその刃物が回転し、残飯を下水に流して処理することができる。
これは個人的に大変重宝している。アメリカに移住して以来、日本になくアメリカにあるもので最も便利なものの1つと思う。
食事後、水道で食器を洗い流し、残飯もそのまま排水口に流す。食器を食器洗い機に入れ、生ごみ処理のボタンを押せば後片付けが終われるので、家事の時間が短くて済む。通常の残飯の他、りんごの芯やスイカの皮なども処理できる。
そのため残飯を入れる三角コーナーが不要で、ごみを出す量も減り、ごみの日に出す際も生ごみがないため水気がなく、処理が便利だ。
なおこの台所の排水口に手を入れないよう、細心の注意を払っている。もし手を入れたままスイッチを入れれば、おそらくその手はなくなるからだ。また食物以外の、ステンレスのスプーンやフォーク、ヨーグルトの容器などを誤って排水口に入れたままスイッチをいれば、ガリガリガリ、とすごい音がして危険で、刃が割れ故障の原因になるため、スイッチを入れる前は問題ないか確認するようにしている。
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アメリカ人とコーヒーについて書いてみる。彼らの大半は朝コーヒーをよく飲む。依存があるのか、それがないと一日が始まらないかのようにすぐコーヒーを飲みたがる。スーパーで売られているコーヒー豆もアメリカらしく、1キロはあるような巨大な缶で売られており、大量に消費しているのが分かる。コーヒー用カップも、500ml以上入る大ジョッキのようなもので飲む人も見かける。昼食までコーヒーが続き、昼からはそれはたいていペプシ、マウンテンデューなどのソーダ水に代わる。
日本人にはブラックで飲む人が割といるが、アメリカに住んでいてブラックで飲む人を未だ見たことがない。彼らの多くは、砂糖、ミルクを大量に入れるのを好む。私の妻もその一人で、間違って妻のコーヒーを飲むと吐きそうになるほど甘い。人それぞれだが、概してアメリカ人はコーヒーをよく飲み、また甘い。余談だが、アメリカで緑茶のペットボトルが売られているが、それにも砂糖または蜂蜜が入っており甘く(飲みやすく?)されているものもある。
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