自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

アメリカ人の仕事のスタンス

アメリカで仕事をしていて感じる事を書いてみる。一般的に感じるのは、アメリカ人は日本人よりも滅私奉公の精神がずっと低い。人によるとはいえ、定時になればさっさとみんな帰る。明日は明日と、要もないのに残業もしない。帰宅後は頭のスイッチが切り替わり、仕事の事は忘れ去り新たに一日の後半が始まる。
キリスト教の教えにもあるからか、労働は苦痛と同義と感じる人が大半で、定時になると平社員も上司もさっさと帰る。上司が先に帰る事も当たり前だ。サービス残業など考えられない環境である。
その分仕事中はプロとしてがむしゃらに結果を出す。その仕事のスタンスは、日本人はまるで長距離走者で、アメリカ人は短距離走者のようだ(あるアメリカ人は日本人程完璧主義ではなく雑なため、早く仕事が終われると言えなくもないが)。そんなアメリカの環境で私も仕事をするので、仕事後、そして週末は仕事以外の事に十分な時間を取っている。
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カメラの前でピースサインをしないアメリカ人

アメリカ人の多くは、写真を取る際、ピースサインをしない。多くの日本人はピースサインを時に両手でする程、それは浸透しているが、アメリカ人でそれをする人は少数派だと思う。では彼らはどんな風に写真に写るかというと、「笑顔」である。左の写真の様に、ただ笑顔である。ピースサインや、どこか遠くを指差したり、コマネチのポーズなどをしたりはしない。
それが作り笑いが本心かは置いておいて、実際出来た写真を見ると、むすっとした顔の写真より、またいつでもどこでもピースサインであるよりかは、ただ笑顔で映っている写真もまた、美しく、心が和むようにも感じる。

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アメリカでする握手

握手について書いてみる。アメリカでは初対面時には必ず握手をする。スキンシップがまず最初に加わるので、日本のそれよりも打ち解けやすくなる。日本はお辞儀だけで互いの体が一部分でも触れる事がないので、目に見えない境界線が互いの間に立ちふさがり、打ち解けるまでアメリカでのそれより数段下の階段から上がって行かねばならないような感じすらある。
そこに敬語が加わる。英語には敬語がないので、言葉によるよそよそしさの壁もない点、打ち解けやすさにスピードが増す。(だからアメリカで初対面で何歳ですか?と聞く必要もない。むしろ聞くとかなり失礼になる。)
握手する際の注意点は、やむを得ない場合を除き左手でしない事、同時に目を見る事、多汗症の人にはつらい事、とても汚れている手でも握手をしてくる人がいる、などだろうか。
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庭にある男性専用の場所

ニューヨーク北部の私が住んでいる地域では、家の敷地の一角に、たいてい写真のような物置小屋が併設している。これは車のガレージではなく、いわゆるShedと言われるものだ。
中に何が入っているかというと、その大半は日曜大工用の大量の道具で、他に芝刈り機、自転車、モーターバイク、スペヤタイア、カヤック、子供用の屋外用おもちゃ、クラフトスペースなどがある。
たいてい壁から天井にかけてドライバーやペンチ、水平器、枝切りはさみ、くぎ、ねじなど様々な道具が所狭しと掛けられており、男の臭いものばかりあるものだ。大きさは写真のような6畳程度のものから、10m四方はあるほどの大きなものもある。ホームセンターに行けばこれが売っているところもある。

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アメリカ人の有給休暇の考え方

アメリカでの有給休暇の考え方について書いてみる。彼らはとにかく有給休暇をよく取る。日本では周りに気を使ってしまい、また誰も取らないならなおさら休みにくいかもしれないが、アメリカでは後ろめたさはほとんど感じない。使わねば損であり、勝ち取った権利として考えている。
2週間まるまる休んだり、木曜が祝日なら金曜に有給とって連休にしたり、月曜を有給として休んだり大いに使う。よほどの重要な会議や商談でもない限り、上司も部下もどんどん消化し、後ろめたさもへったくれもない。
休めば残された者がより忙しくなるのは承知の上で、かつ皆が有給を全て消化するようにしているので、その期間の対応は誰も慣れたものだ。他人を気にして自らの権利を行使しない、という発想は彼らにないのである。当たり前だが、気持ちがよい。

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