車に関して、日米で異なる点がある。アメリカでは軽四の概念がない。
黄色のナンバープレートで、車体が小さく燃費も比較的よく、税金も安い等の理由で日本では軽四所有者が大変多いが,アメリカでは軽四の概念はない。高速料金も、普通車より安い軽四専用の料金はない。
ミニクーパーや、写真のようなスマートカーはアメリカでもあるが、普段の目的地が短距離で住む都市部を除けば、小さい車は郊外では見かける頻度はぐっと減る。スクーターも同じだ。
郊外では、買い物や通勤などに毎日数十キロ走る事が多いため、スピードがあまり出なく物もあまり積めない小型車は不便であるからかもしれない。それにアメリカではよくある強風や雪が発生すれば、小型車では運転がやや不安定で、ハンドルをとられやすい。そのためか、アメリカではセダンの普通車やSUVの他、いわゆるピックアップトラックなる巨大なトラック所有者が大変多い。
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アメリカのお笑い、コメディは日本のと大きく異なる点がある。アメリカの笑いは、ボケ、ツッコミのセットがほとんどない。
日本の芸人のような、2人組で片方がボケで片方がそれをツッコんで笑いが起きるパターンは、アメリカでは主流でない。ましてや、人の頭や肩をツッコミとして叩くような事はない。
アメリカの芸人は、ピン芸人が通常で、とにかく話術がうまい。単に面白い話、つまり常識から離れた突飛で面白い内容であるだけでなく、そこに客を引きつけるような間の取り方や、演説家のような緩急使い分けた話術、そしてユーモアセンスがよくある。アメリカのTV番組を見ていても、広いステージの上でマイクを持って一人だけ出てきて、数百数千の観客を笑いの渦に落とす芸人をしばしば見る。
もう一つ日本のと違う点は、女性芸人の数が多く、彼女らの方が男性芸人よりも面白いと思う人も結構いる程である。発想が突出していると言うか、ユニークすぎる内容で人気の女性ピン芸人もアメリカには多いのである。
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アメリカにある日本食レストランはどんなものか?
店によるが、よくあるパターンはつまり寿司屋だ。メニューの半分近くがにぎり寿司である所も多い。メニューの残りは、餃子、天ぷら、豚カツ、唐揚げ、親子丼などのどんぶりものなどが多い。都市部で日本人客が多い場合は、ラーメンやうどんそば、ひじきや酢の物など日本らしいダシの効いたものも増えてくる。チーズ天ぷらといったユニークな物もあるが。
そして日本食レストランでよくあるのが、Hibachiである。目の前の鉄板焼きの上で派手なパフォーマンスをしながら料理をしてくれるもので、アメリカ人はほぼ喜ぶ。そして肉やライスを宙に放り投げたり、シェフが客を笑わせたりなど、日本食レストランをショー的な場所と捉えているアメリカ人も多い。つまり日本にある牛丼屋やラーメン屋のようにサッと食べてサッと帰るようなものでなく、イベント時に家族や友人などとやや値が張る外食を行く際に、日本食レストランは利用されるような印象がある。
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アメリカ人の多くは、いわゆるうんこ座りが出来ない。
喫煙所のそばで私がうんこ座りでタバコを吸っていると、ときどきアメリカ人がやってきて、「よくそんな風に出来るな、私はできないわ」などと珍しそうな目をして話しかけてくる。
なぜそんな座り方出来るのか等と、たいてい酔った男性か、親日派の人は聞いてくるが、「日本ではこういう風にしてうんこするからかも」と答えると「オォー」などと感嘆と笑いの混じったリアクションをとってくる。
「やってみな、案外楽だし」と私がいうと、試す人もいるが、やはりできず、ひざがガクガクしてきたり、頑張ってもお尻がひざの高さより下にしゃがめない人が多い。
理由は分からないが、察するに太っているからか、かがむための足の筋肉が慣れていないからかもしれない。
スーパーで買い物をしていると、手に取った商品をフロアに落としてしまったが、かがんでそれを拾って取れないアメリカ人を見る事もある。
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日本の花火大会は、たいてい日没後の7時や8時頃から始まるが、アメリカではそうとは限らない。
特に私が住むニューヨーク北部では、夏の日没が夜8時から9時頃なので、夜遅くになってもまだ空が明るい。そのため花火大会の開始が夜10時頃からが一般的だ。
夜11時、12時になってもまだバンバン花火が上がっているので、小さい子供や周辺住民はやや気の毒な気がしないでもない。
花火の内容は日本で見るのとほとんど同じで、最後は間髪入れない連続の打ち上げがある。
その後はアメリカ人らしく、バンド演奏や爆音の音楽で多くの見物客が踊ったり、酒を飲んだりする人々がおり、夜中の1時2時でもまだドンチャン騒ぎしている場合もある。
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私が住んでいるNY北部には、毎年夏の時期に、移動式の遊園地なる、カーニバルがやってくる。巨大トラックやトレーラーで、大小さまざまなアトラクションや出店などが、町の広場(野球場や野原など)に設置される。
彼らはアメリカの都市を車で回っているようで、ある町で1〜2週間開催すれば、別の町へ移動しまた行う。子供が小さい時分は、6月は隣町で開催のカーニバルに行き、7月は自分の町に来たカニーバルで、8月はまた別の町のに行ったりしたものだ。
規模は場合によるが、日本の遊園地と比べると格段に落ちる。1つ1つの迫力や凄さは、日本の遊園地を経験した者にとってはとても味気なく感じる。
しかしディズニーランドのように遊園地として毎日オープンしている所など付近になく、年に1回、しかもこんな田舎に遊園地が来たとあって、非常に大勢の人で賑わう。おそらく一度にこんなに多くの人を見たのはここに住んでいて初めてではないかという程の盛況っぷりだ。
大体何か1回乗るのに1ドルだ。または30ドル程度でその日は乗り放題の場合もある。日本のジェットコースターのような本格的なものはない。幼児向けの車に乗ってぐるぐる回るものや、 20〜30m程度の観覧車、遠心力でぐるぐる回るもの、お化け屋敷、高さ20m程度の写真のようなすべり台、射撃などの当て物屋、ピザ屋などの屋台、飛び入り参加用のダンススペースや屋外バーなどがある。ライブ演奏や、地元の学生らのマーチングバンドなどもよくある。縁日をかなり大きくしたような感じのカーニバルも多い。
カーニバルはまさにその町の一大イベントで、大人も子供もにぎやかに楽しめる。毎年思うのは、日本の本格的な遊園地より規模は大変小さく、最新のアトラクションなどないが、人々は終始笑顔で楽しんでおり、平和な雰囲気が流れているのを感じられ、そこに田舎独特の精神的に平和な充足感を味わう事が出来るのである。
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ニューヨーク北部では、蛍が見れる。学生時代、兵庫県で見た以来、長く蛍を見た事がなかったので、NYで初めて見た時は大変驚いたが、妻に聞くと普通に見れると言っていた。
5月から6月の夕方から発光して飛ぶ蛍を見る事が出来る。早さ、大きさはミツバチをやや遅く小さくしたようで、発光は数秒毎や、1秒間隔のものもいる。
義理の叔母は、小さい頃虫かごに蛍をたくさん入れて、夜寝る時にそれらを寝室で放し、幻想的な雰囲気で寝ていたという。刺さないし鳴かないし平気だったという。今でも家の庭に普通に飛んでいるのを見られる。それは幻想的である。アメリカの自然がまだ豊かである証拠だろう。これからも見られる事を望む。
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