自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

アメリカの寿司

アメリカで食べられる寿司と、日本のとは少し違う。カルフォルニアロールと呼ばれる、写真のような巻き寿司が一般的である。
この種の巻き寿司は、周りを海苔でくるんでいないのが特徴で、ご飯がむき出しで、時々ごまを散らしアボガド等でくるまれる事がある。
中身は、キュウリや卵、カニのほか、中にはアスパラガスやチーズ、アボガドが入っている事もあり、日本の寿司からすればユニークな組み合わせだ。かんぴょうやかまぼこ、しいたけ、高野豆腐と言った日本的なものは、アメリカでの巻き寿司では必ず見れるとは限らない。
にぎり寿司は、マグロ、ハマチ、いくら、エビなどはアメリカでも同じように見られるが、いか、たこはほとんど見ない。以前、たこのにぎりを食べた際、周りのアメリカ人達からEwww!と気持ち悪がられた。彼らの多くはいかたこは食べるものと考えていないからだ。
またアメリカ人の多くは、箸の使い方が得意でなく使いづらそうで、寿司は結局手づかみで食べる人が多く、わさびや醤油の量も日本人の感覚と違う。
適量を知らない人が多いようで、わさびの塊ごと口に入れて火を吹いたり、小皿の醤油にべちょべちょ寿司をつけ、米全体が茶色くなってから食べる人もよく見る。
また私の好きないなり寿司、そしてちらし寿司は滅多に見ない。そのため日本食スーパーで、すし太郎やいなりの包みを買い、自宅で食する環境にいる。