自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

アメリカ人の譲り合う精神



アメリカでは譲り合う精神が長けています。ドアの出入りでは、後ろに人がいればドアを持ったまま待ってくれます。信号のない交差点では、渡る時は車はたいていすぐ止まってくれます。電車バスでは、高齢者、妊婦、幼児等にはすぐ席を譲ってくれます。これらの行為は日本の比ではなく、アメリカ人にとってはとても自然かつ常識で、例外はあるものの時にはまるで我先にと譲ってくれる精神は互いに気持ちのいいものです。
日本からアメリカに住み始めて以来、私もこの精神を自然と身につけてしまいました。例えば座席を必要としている、または何らかの補助を必要としている人に対して何もしないのであれば、単なるケチだ不親切だのレベルではなく、人間としての器量がなく非常に非常識で、まして寝たふりや我関せずの態度でいると人格まで疑われるほどです。
バスの車内でも、優先座席を必要としている人がいるのに譲ろうとしない人が万一いれば、促し、その人が譲るまで発車しない運転手もいるほどです。