自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

洗濯機を共有するアメリカのアパート

アメリカの多くのアパートなどでは、今でも洗濯機と乾燥機を共有する所が多い。日本での学生時代、下宿していた寮では共有だったが、今時日本のアパートやマンションで他の住人と洗濯機や乾燥機の共有はあまり見られないかもしれないが、アメリカではまだまだよく見かける。
アパート1つの建物にランドリールームなる洗濯部屋があり、その建物内で住む住人達が共有する。洗濯機、乾燥機それぞれ1回が1ドル50セントだったり2ドルだったりする。そのアパートによって、現金を直接入れたり、入金済みの専用のプリペイドカードを挿入して使用したりする。
ハワイで一時住んでいたアパートでは、30部屋程度の住人が、2つの洗濯機と乾燥機を共有していた。当然いつ行ってもたいてい誰かが使用中で、後がつかえているのに、終わってしばらく経っても洗濯機から乾燥機に移さないでいたり、乾燥機が終わっているのに洗濯物を取りに来ない住人も大変多かった。終わっているのに取りに来ない、誰か知らない他人の洗濯物を、洗濯機から取り出し脇に置くのは嫌だった。
自分の洗濯と乾燥が終わり取りに行っても、まだ私が先ほど取り出した、誰かの濡れたままの洗濯物が脇にあったりする。床に誰かの靴下やTバックなどが落ちていることもよくあったし、まれに、「乾燥機に入っていた物はあなたのものではない。部屋2番まで持ってきてください」と、誰かが間違って洗濯物を持っていってしまったらしい書置きを見ることもある。
今でもアパートのほか、コンドミニアムやホテル、モーテルなどでは共有する場合が多いので、アメリカで一軒家に滞在せず、洗濯したい場合は、上記のような洗濯作業で煩わしさを感じることがあるかもしれない。